「iOS 4でiPhone 3Gが遅くなる」問題で、Appleに集団訴訟:せかにゅ
原告は、iOS 4をiPhone 3Gや3GSにインストールすると動作が遅くなる問題について、AppleがユーザーにiPhone 4を購入させるために「意図的に」起こしたものだと主張している。
旧版iPhoneユーザーがApple提訴
iOS 4をiPhone 3Gや3GSにインストールすると動作が遅くなる問題で、ユーザーがAppleに集団訴訟を求めて訴えを起こした。原告は、AppleがiPhone 3GユーザーにiPhone 4を購入させるために、意図的に旧モデルの性能を落とすソフトウェアアップグレードをリリースしたと主張している。また原告側弁護士は、AppleがiOS 4のインストールで問題が起きる可能性を警告していなかったこと、旧版iOSを簡単にダウンロードできるようにしていなかったことは、カリフォルニア州の消費者保護法に違反している可能性があるとしている。原告側はAppleに、原告1人当たり5000ドルを支払うよう求めている。
iOS 4でiPhone 3Gが遅くなる問題は、同OSがリリースされて以来報告されていた。Appleは約2カ月後にこの問題を修正した。
Apple Sued Over iPhone 3G 'Upgrade' Woes(ABC)
「疑わしきは罰する」P2P規制法案、ニュージーランドで
ニュージーランドの議会が、違法ダウンロードユーザーのネット接続を停止し、罰金を科すP2P規制法を成立させようとしているという。この法案では、コンテンツを違法ダウンロードしたユーザーに警告し、数度警告しても侵害行為をやめない場合に最高で1万5000ニュージーランドドル(約96万円)の罰金を科すことを提案している。さらにこの法案は「疑わしきは罰する」方針を取っており、「著作権侵害の警告送付をもって、侵害行為があったとみなすが(警告を受けた)アカウント保有者は反論できる」としている。
ニュージーランド議会は2009年にも、違法ダウンロードユーザーのネット接続を停止するP2P規制法を成立させようとしたが、国民の反対を受けて法案を破棄した。
New Zealand P2P proposal: guilty until proven innocent(Ars Technica)
「Galaxy S」がWi-Fi Direct対応認定
SamsungのAndroidスマートフォン「Galaxy S」が、新たな無線規格「Wi-Fi Direct」の認定を受けたことが分かった。Wi-Fi Directはアクセスポイントがなくても、デバイス同士を直接接続できる無線規格。10月末に認定プログラムが始まった。スマートフォンでWi-Fi Directの認定を受けたのはGalaxy Sが初めてという。
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