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こっそり投稿できるTwitterクライアント「ラーメン大陸」も開発終了
こっそり投稿できるTwitterクライアント「ラーメン大陸」も開発終了。APIガイドライン変更で「全然隠密出来ない」ことなどが理由。
Windows用Twitterクライアント「ラーメン大陸」を開発した25Reさんが9月12日、同アプリの開発終了を宣言した。TwitterのAPI利用ガイドライン変更を理由にあげている。
ラーメン大陸は、デスクトップ上に表示したごく小さな投稿画面から投稿でき、タイムライン表示もユーザー名とツイートだけのシンプルなセルに表示できるため、仕事中などにもこっそりTwitterできるクライアントとして人気だった。
25Reさんは、TwitterのAPI利用ガイドラインが変更されてタイムライン上へのアイコン表示などが求められ、「全然隠密出来ない」ことや、対応期限が短すぎることなどを開発終了の理由にあげている。
開発終了の告知には、「簡単に言ってしまうとTwitter界にイノベーションを起こす為のクライアントをコミットし、WinWinの関係でデベロッパーとしてクライアントをマネタイズして常にユーザーエクスペリエンスにプライオリティを置いた形でローンチし、隠密系Twitterクライアント時代の幕開けを象徴するかのようなグローバルでありながらもニッチなサービスをアジャイルな形で開発し提供していく事が厳しくなってきたなぁと」と書かれている。
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