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Spotifyに不正アクセス、Androidユーザーにアプリ更新促す
「今回の事案によってユーザーのリスクが高まったとは認識していない」と強調。それでも慎重を期すために、Androidアプリは数日中に更新版を配布するとした。
音楽ストリーミングサービスのSpotifyは5月27日、同社のシステムと社内データに対する不正アクセスが発覚したと発表した。Androidアプリのユーザーに対しては、念のために更新版のインストールを促すとしている。
同社の発表によると、不正アクセスされたのは1人のSpotifyユーザーのデータのみで、流出した情報にパスワードや決済情報などは含まれていないという。「今回の事案によってユーザーのリスクが高まったとは認識していない」と強調している。
それでも慎重を期すために、Androidアプリのユーザーに対しては数日中に更新版を配信し、ユーザー名とパスワードの再入力を促すとした。アップグレードを促すメッセージが表示されたら指示に従ってほしいとしている。更新版ではオフラインのプレイリストをダウンロードし直す必要があるという。
AndroidアプリはGoogle PlayかAmazon Appstore、またはSpotifyのWebサイトから直接入手し、それ以外の場所からインストールしてはいけないと呼び掛けている。
一方、iOSやWindows Phoneのユーザーには現時点で特に対応は促していない。
同社は問題の発覚を受けて直ちに調査を開始し、全般的なセキュリティシステムの強化策を講じたと説明している。
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