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Apple Pay、中国でスタート 5カ国目
Appleがモバイル決済サービス「Apple Pay」の中国での提供を開始した。世界で5カ国目。China UnionPay(中国銀聯)のクレジットカードおよびデビットカードをサポートする。
米Appleは2月17日(現地時間)、モバイル決済サービス「Apple Pay」の中国での提供を開始した。中国唯一の国内カード会社China UnionPay(中国銀聯)のクレジットカードとデビットカードをサポートする。
中国銀行(Bank of China)をはじめとする中国の主なメガバンクが参加する。
Apple Payは、同社が2014年9月に発表したiPhone、iPad、Apple Watchで利用できるNFCベースのモバイル決済サービス。クレジットカード情報を暗号化して端末に保存し、小売店の店頭に用意されたApple Pay用のセンサーに端末をかざしてTouch IDで指紋を認証させることで支払いができる。現在、米国、カナダ、英国、オーストラリアで提供しており、中国が5カ国目。日本での提供は未定だ。
Appleにとって中国は北米に次ぐ重要な市場だ。ティム・クックCEOは昨年中国を訪問し、その主な目的をApple Payの立ち上げだと語っていた。
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