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Google Cloud Platform、初の日本リージョン年内開設へ
Googleが、クラウドサービス「Google Cloud Platform」の初の日本国内リージョン「East Asia」を年内に開設する。現在β参加者募集中だ。
米Googleは3月22日(現地時間)、クラウドサービス「Google Cloud Platform」の新リージョンを日本国内に年内に開設すると発表した。
新リージョンは「East Asia」として東京に開設する。1カ月以内に開始のβサービスへの参加希望者はこちらのフォーマットから申し込める。
これまでコンプライアンスの問題などでGoogle Cloud Platformの利用を控えていた企業にとっても検討対象になりそうだ。
同社はEast Asiaリージョンと同時期に、米オレゴン州にも新リージョン(US Western)を開設する。
さらに、2017年までにリージョンを世界で10カ所以上に新設する計画。
Google Cloud Platformのリージョンは現在世界に4カ所。競合する米Amazon.comのAWSのリージョンは日本を含む12のリージョンを運用しており、2017年にはさらに5つのリージョンを追加する計画だ。
Googleは、2008年の「Google App Engine」(プレビュー)を皮切りに、企業向けのクラウドサービスを展開してきた。昨年11月には米VMwareの共同創業者、ダイアン・グリーン氏をクラウド事業の責任者に迎えた。スンダー・ピチャイCEOはその際、企業のクラウドへの移行は始まったばかりで、今後急拡大することが見込まれると語った。
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