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Apple、「iTunes 12.4」リリース 楽曲削除問題に対処したかどうかは不明
Appleが、OS X版のiTunesをバージョン12.4にアップデートした。ユーザーインタフェースがシンプルになり、楽曲のドラッグ&ドロップでプレイリストに楽曲を追加するサイドバーが復活した。同社が先週予告した楽曲が削除されてしまう問題に対処したかどうかについては、リリースノートには明示されていない。
米Appleは5月16日(現地時間)、OS X版のiTunesのバージョン12.4をリリースした。Mac App Storeでアップデートできる。
上図のリリースノートにあるように、ユーザーインタフェースをシンプルにし、「戻る」と「進む」ボタンでライブラリ、Apple Music、iTunes Store間を移動できるようになった。また、「ミュージック」「ムービー」「テレビ番組」などを切り替えて「編集」で項目を選択できる。
さらに、サイドバーが復活し、曲をドラッグ&ドロップすることでプレイリストに追加できるようになった。
Appleは14日、Apple MusicのユーザーがMacに保存していた楽曲データが勝手に削除されてしまったという苦情に対処するアップデートを近く実施するとiMoreに語ったが、少なくともリリースノートにはこの問題に対処したかどうかは明示されていない。
iMoreでiTunes 12.4のアップデートに関する記事を書いた同メディアのアンディ・アイナツコ氏は自身のTwitterで以下のようにツイートした(添付画像は、いつもルーシーにだまされているチャーリー・ブラウンが、まただまされてしまう「ピーナッツ」コミックスの1シーンだ)。
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