発火報告多数の「Galaxy Note7」、米国で正式リコールに
バッテリーの異常加熱や発火の報告が相次いだSamsungの「Galaxy Note7」(日本では未発売)について、米消費者製品安全委員会(CPSC)が正式なリコールを発表した。対象になるのは9月15日までに購入された約100万台だ。
爆発・発火報告多数の韓国Samsung Electronics製スマートフォン「Galaxy Note7」について、米連邦政府の消費者保護当局、消費者製品安全委員会(CPSC)とSamsungは9月15日(現地時間)、正式なリコールを発表した。リコール対象となる端末は約100万台。
リコールのページによると、Samsungに対し、同端末のバッテリー過熱に関する問題報告が92件寄せられており、そのうち26件は発火という。
9月15日までに同端末を購入したユーザーに対し、ただちに使用を中止して電源を切り、購入先に連絡するよう呼び掛けている。新品のGalaxy Note7との交換、払い戻し、「Galaxy S7」あるいは「Galaxy S7 edge」との交換のいずれかを選べる。新しいNote7との交換の場合は、25ドル分のギフトカードが付属する。
Galaxy Note7は8月19日に一部地域で発売された。24日には台湾のユーザーがソーシャルサイトに焼け焦げた端末の画像を添えて「充電中に爆発した」と投稿した。Samsungは9月2日に米国や韓国など10カ国・地域での自主回収を発表し、12日にはCPSCから使用中止勧告が出されていた。
同端末については、カナダとメキシコでも正式なリコールが発表されている。
Galaxy Note7の日本での発売についてはまだ発表されていない。
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