Facebook、自分のカレンダーとマージできる単体アプリ「イベント」をまず米国で公開
Facebookが、「イベント」機能に特化した単体アプリ「Events from Facebook」を米国で公開した。Facebookのイベント機能に加え、スマートフォンで普段使っているカレンダーアプリの予定をマージして表示できる。
米Facebookは10月7日(現地時間)、単体アプリ「Events from Facebook」をまずは米国のApp Storeで公開した。Android版も間もなく公開の予定。米国以外でのリリースについては不明だ。
Facebookの1機能「イベント」を単体アプリにしたもの。「イベント」は、ユーザーやFacebookページオーナーがFacebook上でイベントを告知/検索/参加する機能だ。Facebookアプリの「イベント」タブで、「いいね!」しているページや友達が告知したイベントや、位置的に近くの人気イベントなどが時系列に表示される。
「Events from Facebook」アプリは、「イベント」の機能がそのまま使えるのに加え、「Googleカレンダー」やiOSの「カレンダー」など、端末で使っている予定表のデータを統合して表示できる。これにより、予定が空いている日を確認しながら参加イベントを検討できる。
同アプリでイベントに参加を申し込むと、従来通りFacebook上でも友達に参加することが表示される。
Facebookによると、1日当たり1億人以上がFacebookのイベント機能を使ってお祭りやコンサートなどを発見しているという。1年当たりにFacebook上で共有されるイベントは数億件もあり、見落とす恐れがあるので、単体アプリを公開することにしたとしている。
Facebookはメッセージング機能も本体から独立させて単体アプリ「Facebook Messenger」とし、単体でMAU10億人超のアプリに成長させた。
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