ニュース
Google、VR/AR“視線操作”技術のEyefluenceを買収 「Daydream」に統合か
VRプラットフォーム「Daydream」を擁するGoogleが、VR/AR環境向け視線操作技術を開発するEyefluenceを買収する。
米Googleが、VR/AR環境で利用する視線操作技術を開発する米新興企業Eyefluenceを買収する。Eyefluenceが10月24日(現地時間)、公式ブログで発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Eyefluenceは2013年創業の、カリフォルニア州ミルピタスに拠点を置く非公開企業。創業者はかつて、デジタルペンメーカーLivescribeを創業したジム・マーググラフ氏だ。
視線による操作技術は一般にアイトラッキングと呼ばれるが、Eyefluenceは従来の技術より高度な自社の技術を「アイインタラクション」と呼ぶ。マーググラフ氏は8月にAR関連カンファレンスの基調講演で、専用ヘッドセットを装着した視線やまばたきだけでアプリを開いたり、写真を撮影したり、アルバムから写真を選んで他のユーザーに送ったりするデモを披露した(YouTube動画)。
Eyefluenceは発表文で「Googleにわれわれの力を統合することで、今後もアイインタラクション技術の開発を続け、人類の可能性をより大きな規模で拡張していく」としている。
Googleは5月、VRプラットフォーム「Daydream」を発表し、11月に対応するVRヘッドセット「Daydream View」を発売する。
動画が取得できませんでした
関連記事
- Google製79ドルVR HMD「Daydream View」、段ボールの次は「布」で
Google版Gear VRとも言えるヘッドマウントディスプレイは、価格と素材がポイントだ。 - Google、VRプラットフォーム「Daydream」発表 HMDは端末セット形式で今秋登場
GoogleはVRプラットフォーム「Daydream」を発表した。ヘッドセットはスタンドアロンではなく、「Gear VR」のようにスマートフォンをセットする形式だ。小型のコントローラーが付属するシステムは今秋登場の予定だ。 - 2016年秋の発売を目指す視線追跡型VRHMD「FOVE」 総額12.3億円の資金調達で開発体制を強化
世界初のアイトラッキング機能を搭載採用するVR HMDの「FOVE」が、Colopl VR Fundらから12.3億円の第三種割当増資を獲得した。 - 視線追跡型HMD「FOVE」、日本から登場 目の動きだけで仮想空間を操作
視線追跡機能を搭載し、目の動きで操作できる個人向けHMD「FOVE」を日本のベンチャーが発表した。来年夏のSDK発売を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.