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テイラー・スウィフトがSpotifyに帰ってきた
2014年にSpotifyから全楽曲を引き上げたテイラー・スウィフトの事務所が、デジタルシングル「SHAKE IT OFF」の累計1億曲突破を祝してすべてのストリーミングサービスに全楽曲を戻すと発表した。【UPDATE】日本のSpotifyでも「1989」や「RED」を聴けるようになった。
人気アーティストのテイラー・スウィフトの楽曲が、スウェーデンのストリーミングサービスSpotifyをはじめとする“すべてのストリーミングサービス”で聴けるようになる。スウィフトさんの所属事務所が6月8日(現地時間)、公式Twitterアカウントでそう発表した。
発表文には、2014年にリリースしたアルバム「1989」の1000万枚販売と、全米レコード協会(RIAA)によるデジタルシングル曲「SHAKE IT OFF」の累計1億曲突破認定を祝して、8日深夜に全楽曲をすべてのストリーミングサービスに戻すことでファンへの感謝を示すとある。
スウィフトさんは2014年11月、Spotifyが音楽を無料で提供していることに反対するため全楽曲を引き上げた。2015年には米Appleの「Apple Music」からもアルバム「1989」を引き上げるとしていたが、Appleがアーティストへの対応を改善したため、中止した。
Spotifyとの間に何らかの交渉があったのかどうかは不明だ。スウィフトさん個人の公式Twitterアカウントは本稿執筆現在、この件についてツイートしていない。
【UPDATE】日本時間の9日午後4時、日本のSpotifyでもスウィフトさんのアルバムが聴けるようになった。
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