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配車サービスのLyft、Alphabet主導で10億ドル増資
配車サービスのLyftがGoogleの親会社Alphabet主導の増資ラウンドで10億ドル調達したと発表した。LyftはAlphabet傘下の自動運転技術企業Waymoと提携している。
米配車サービスのLyftは10月19日(現地時間)、米Googleの親会社Alphabetが運営する投資ファンドCapitalG主導で10億ドル(約1127億円)増資したと発表した。企業価値は110億ドル。CapitalGのデビッド・ローリー氏が取締役に就任する。
Lyftは5月、Alphabet傘下の自動運転技術企業Waymoと自動運転車の実用化で提携したと報じられており、この増資で関係を強化する狙いがあるようだ。
Lyftによると、配車回数が10月に5億回を超えたという。Lyftに対しては、2015年に楽天が、今年6月に英Jaguar Land Roverがそれぞれ出資している。
CapitalGのポートフォリオには、SnapやStripe、Airbnb、Glassdoorなどがある。AlphabetにはITに特化したベンチャーファンドGV(旧Google Ventures)もあり、こちらはLyftの競合である米Uberに出資している。
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