東京五輪のマスコット、最終候補3作品が発表 2月末決定 選ぶのは全国の小学生
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのマスコットの最終候補が発表された。伝統的な模様や動物をモチーフにした3作品で、全国の小学生の投票で2月末にどのマスコットになるかが決まる。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は12月7日、「東京2020大会マスコット」の最終候補を発表した。2000を超える応募作品から選ばれた3作品。全国の小学生による投票で2月末にマスコットが決定する。
応募数2042件の中から、形式要件チェック、デザインチェック、マスコット審査会の審査を経て選出された3作品。“候補ア”は、市松模様と近未来的な世界観から生まれたキャラクター。どんな場所にも瞬間移動できるという。“候補イ”は炎と大地から生まれたキャラクターで、招き猫や神社のキツネをイメージしているという。“候補ウ”は、昔話の世界から飛び出してきたキツネという設定。デザインはキツネに勾玉を組み合わせた。YouTubeでも紹介動画を公開している。
パラリンピックのマスコットは、“候補ア”が「桜の触覚と超能力を持つクールなキャラクター」。市松模様と桜を表現しており、石や風と話せるという。“候補イ”は風と空から生まれたキャラクターで、狛犬をモデルにしているという。“候補ウ”はタヌキのキャラクターで、頭の上の葉っぱ自由に変身するという。
どのマスコットになるかは、全国の小学生の投票で決定。投票期間は12月11日〜18年2月22日までで、結果発表は2月28日を予定している。
東京2020大会マスコットは、2017年5月22日に応募要項を発表。応募受付期間は8月1〜14日で、個人応募1774件、グループ応募268件、合わせて2042件の応募があった。
関連記事
- 東京五輪記念ナンバープレート、デザイン決定
2020年東京五輪・パラリンピック開催を記念する特別仕様のナンバープレートのデザインが決まった。 - 東京五輪記念ナンバープレート、デザイン案を公募へ 国交省
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを記念した特別仕様ナンバープレートのデザイン案を、国交省が2017年1月から募集する。 - 五輪エンブレムの“ここ”がすごい 幾何学的に分析、ネットで称賛の声
東京五輪・パラリンピックのエンブレム「組市松紋」のデザインを、幾何学的に分析したツイートが話題に。 - 東京五輪エンブレムが決定 A案「組市松紋」のデザインに
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、エンブレムを決定。8日に発表したA〜D案の最終候補から、A案の「組市松紋」を選んだ。 - 旧エンブレム問題決着 ベルギー人デザイナーが訴え取り下げ
ベルギー人デザイナーのオリビエ・ドビ氏が旧エンブレムについて提起していた訴えを取り下げ。旧エンブレムの著作権をめぐる問題が決着した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.