「Surface Goのグラフィックス性能はi5搭載Surface Pro 3より33%向上」──Microsoft幹部
Microsoftのデバイス担当副社長、パノス・パネイ氏他2人の幹部が、米Wiredのインタビューに答えて「Surface Go」について語った。
「Surface Goのグラフィックス性能はi5搭載Surface Pro 3より33%向上した」と、米MicrosoftのSurface担当幹部が語った。これは、Microsoftが7月9日(現地時間)に発表した「Surface Go」についての、米Wiredによる複数のMicrosoft幹部へのインタビュー記事で語ったものだ。
Surfaceのプログラムマネジメント担当ジェネラル・マネジャー、ピート・キリアコウ氏は、Surface Go搭載プロセッサ、米Intelの「Pentium Gold 4415Y」について、この端末のためにIntelと密に協力して調整しており、i7と比較しても20%良いと語った。
別売のキーボード「タイプカバー」についての工夫を、Head of Industrial Design Microsoft Devicesという肩書きを持つラルフ・グリーン氏が語った。例えば、メカニズムとしてシザースイッチ(パンタグラフ式)を採用し、キートップにわずかなくぼみを付けた。
Microsoftのハードウェア発表イベントでのエモーショナルなデモで知られるデバイス担当副社長、パノス・パネイ氏は、「Surface GoはSurfaceをより多くの人々に届けるための私の夢だ」と語った。
米GoogleのChromebookを意識したかという質問に対し、パネイ氏は「もちろんだ。iPadももちろん意識している。いつも複数の端末を使っているよ。だが、Surface Goは完全なアプリを使うための製品だ」と答え、Chromebookはストレージ容量が小さいのでネットに接続しないと使えないと指摘した。Surface Goの下位モデルはメモリが4GBでストレージは64GB(eMMC)、上位モデルはメモリが8GBでストレージが128GB(SSD)だ。
Wiredのローレン・グッド氏によるインタビュー記事全文はこちらで読める。
関連記事
- 「Surface Go」日本で8月28日発売 6万4800円から LTEモデルは年内
日本マイクロソフトが、国内で「Surface Go」を発表。 - Surface Go、名前の由来は「ポケモンGO」? 米MSのキーマンに聞く
「Surface Go」の「Go」ってどういう意味? ネーミングの由来を聞いた。 - Microsoft、“クラウドとAI”と“体験と端末”の2チームに組織再編 Windowsは体験と端末下に編入
MicrosoftがナデラCEOが提唱する「Intelligent Cloud and Intelligent Edge」戦略推進のための組織改編を発表した。クラウドとAIに重点を置くチームと、Windowsやハードウェアなどのチームに2分する。 - Microsoft、「Surface mini」は発表せず(開発は継続中)
Microsoftが“small gathering”と称して開催したプレスイベントでは、大型でノートPC代わりになる「Surface Pro 3」だけが発表された。Bloombergによると、小型版も開発中だがナデラCEOが今回の発表を見送ったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.