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“ウォーリーをさがす”ロボット登場 だいたい4.45秒で見つける

絵本「ウォーリーをさがせ!」のページを見せると顔認識機能を使ってウォーリーを探し出し、アームでウォーリーを指し示すロボットを米クリエイティブエージェンシーのredpepperが開発した(動画あり)。

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 絵本「ウォーリーをさがせ!」のページを見て数秒でウォーリーを見つけ、シリコン製の“手”で指し示すロボット「There's Waldo」を、米クリエイティブエージェンシーのredpepperが開発し、公式YouTubeチャンネルで8月8日にその動画を公開した(記事末に転載)。

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「There's Waldo」

 「ウォーリーをさがせ!」(原題:Where's Wally?)は英国イラストレーター、マーティン・ハンドフォード氏による1987年発刊の絵本。米国では主人公ウォーリーの名前がウォルドー(Waldo)になっている。

 このロボットは、頭脳は「Raspberry Pi」、アーム部分は中国UFACTORY製の「uArm Swift Pro」(シリコン製の手の製造元は不明)。

 アームの先端に米Googleが提供する「AIY Vision Kit」が取り付けられており、このカメラでページを撮影し、コンピュータビジョンライブラリの「OpenCV」で顔らしき画像を抽出する。

 waldo 2

 それらの顔画像はあらかじめウォーリーの画像を学習済みのGoogleのAutoML Visionに送られる。確度が95%以上の画像が見つかれば、ロボットはその画像を手で指す。

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 redpepperによると、このロボットはまだプロトタイプだが、ページを見せてからウォーリーを見つけるまでの時間はだいたい4.45秒という。これは5歳児より優秀とのことだ。


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