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» 2008年12月19日 10時00分 公開

EIZOディスプレイ08-09年ガイド:目的別に最適なワイド液晶ディスプレイを選び出そう! (1/4)

いまや液晶ディスプレイはワイド画面で高解像度のモデルがすっかり主役になった。特にナナオはワイド液晶ディスプレイのラインアップが充実しており、さまざまな用途に応じて最適なモデルを選べるようになっている。今回は、利便性の高い22型以上のモデルに的を絞って、ワイド液晶ディスプレイを購入する際のポイントを目的別に解説しよう。

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EIZOワイド液晶ディスプレイのシリーズを整理する

 まずはじめに、多岐に渡るナナオのワイド液晶ディスプレイ製品をシリーズ別に整理した。下表に示した通り、大きく5つのシリーズに分かれており、各シリーズにはそれぞれ特徴がある。

FlexScan/ColorEdgeシリーズの概要
シリーズ名 概要
FlexScan HD 「PCもAVもゲームもおまかせのフルHD対応ディスプレイ」――多数のPC入力とAV入力を備え、ゲームコントローラーの反応を高めるスルーモードの搭載や、ナナオの液晶テレビ「FORIS」の映像処理技術を取り込むなど、個人用のマルチメディア液晶ディスプレイに最適なモデル
FlexScan SX 「広色域で色再現性の高いモデル」――内部多階調ガンマ補正やデジタルユニフォミティ補正回路など、ColorEdgeシリーズに迫る高画質化機能を備えた画質重視の大画面・高解像度モデル
FlexScan S 「豊富なラインアップが用意されたスタンダードモデル」――高品位なVA系の液晶パネルやオーバードライブ回路を搭載した高性能モデルと、TN系の液晶パネルを採用するなどコストパフォーマンスや環境性能を重視したエントリーモデルに分かれる
FlexScan EV 「環境とユーザーへの負荷を低減したエコ指向のモデル」――従来の標準的なモデルと比べて消費電力を半減し、自動輝度調整機能でユーザーの目の負担と消費電力を低減するなど、ナナオ独自の設計コンセプト「EcoView」を前面に押し出した新ライン
ColorEdge 「カラーマネジメントと厳密な色再現性を求めるユーザー向け」――高度なハードウェアキャリブレーション機能を搭載し、キャリブレーター(測色器)と組み合わせて使うことで正確な色を再現できるカラーマネジメント対応モデル

 FlexScan HD、FlexScan SX、ColorEdgeの各シリーズは、あえていうなら用途別に特化した“とがった”製品群だ。各シリーズとも製品コンセプトが明確で、ユーザーの目的やニーズにぴったり当てはまるので選びやすい。一方でスタンダードな位置付けとなるのが、FlexScan SおよびFlexScan EVシリーズだ。画面サイズと画面解像度、搭載する機能などによって、豊富なモデルが用意されている。

 それでは、以上のシリーズ展開を踏まえたうえで、ディスプレイを購入する目的を「映画・テレビ・ゲームを楽しむ」「写真を観賞・編集する」「デザインワークに活用する」「オフィスワークに活用する」の4つに分けて、それぞれのシーンでどのようなモデルを選択すればいいのかをチェックしていこう。

 なお、本記事の最終ページにはユーザーの目的や好みに応じて、ナナオのワイド液晶ディスプレイ最新モデルを手軽に検索できるコーナーを設けたので、製品選びの一助としてもらえれば幸いだ。また、これらのモデルについては同時掲載したラインアップ紹介記事で個別に解説しているので、併せて参照してほしい。

目的1 「映画・テレビ・ゲームを楽しむ」

入力インタフェースと動画の高画質化技術にこだわる

 ハイビジョンの映像コンテンツやゲームを楽しむのに適した液晶ディスプレイを選ぶとき、最初のポイントとなるのは映像入力インタフェースだ。PC、ゲーム機、AV機器の接続を1台の液晶ディスプレイでまかないたいなら、豊富なPC入力とAV入力を持ったモデルをおすすめしたい。

 多数の機器をまとめて接続して切り替えながら利用できるため、省スペース性も高く、一人暮らしや自宅の個人ルームにぴったりだ。AV入力は、複数のHDMI端子とD端子があると数台のハイビジョン対応機器とつないでHD映像が味わえる。SD映像用のコンポジット端子やS-Video端子は、これからは1系統もあれば十分だろう。

 さらに、リモコンが付属するモデルなら、入力の切り替えや画質モードの変更を手元で行え、とても快適に使える。リモコンの有無は日ごろの使い勝手を大きく左右するので、豊富な入力インタフェースを持った液晶ディスプレイでは、もはや液晶テレビと同様に、リモコンが必須といっても過言ではない。

FlexScan HD2452Wであれば、2系統のHDMIやD4など、多彩なAV入力を利用できる。専用リモコンが付属するのもポイントだ

 入力インタフェース以外では、映像やゲームを高画質で楽しめる機能に注目したい。1つは定番のオーバードライブ回路で、中間階調の応答速度を高める効果がある。これにより、画面内の動きが激しい映像やゲームでも、残像感や背景のブレを低減して、シャープな画質で表示できるのはうれしい。

 もう1つはコントラスト拡張機能だ。表示する映像の明るさに応じてバックライトや輝度を動的に調整することで、暗いシーンでは黒をしっかり沈め、明るいシーンはより明るくする。時間軸で見た場合、トータルのコントラスト比を大幅にアップすることが可能だ。映像のメリハリが強調され、迫力が増すため、映画タイトルの表示などで威力を発揮するだろう。

2-3プルダウン(上)と1080/24p対応(下)の違い。1080/24p対応では、24fpsの映像を均等に多フレーム化して表示するため、滑らかに再生できる

 また、映像コンテンツの視聴を重視するなら「1080/24p映像」対応も押さえておきたい。1080/24pとは、映画やアニメーションでよく使われる映像フォーマットだ。解像度がフルHD(1920×1080ドット)で、毎秒24フレーム(24fps)の映像をいう。

 一般的な液晶ディスプレイは、1080/24p映像を2-3プルダウン方式により60fps(60Hz駆動)に変換して表示しており、24fpsの各フレームを2/60秒間と3/60秒間の2種類の表示時間が異なるフレームに変換する関係で、映像シーンによっては動きがギクシャクしてしまうことがある。

 1080/24p映像に対応したモデルは、24fpsの映像をちょうど2倍の48fps(48Hz駆動)に変換して表示することで、どんなシーンでも滑らかに表示することが可能だ。1080/24p映像については、映像の再生機器側の対応も必要だが、最近のBlu-ray Discプレーヤー/レコーダーやプレイステーション 3であれば1080/24p出力が行える。

ゲームプレイで重宝するスルーモードとスケーリング機能

スルーモードのオン/オフによる映像の信号入力から画面表示までの遅延時間の差。スルーモードを使えば、遅延時間を約1フレーム(約1/60秒)にまで短縮できる

 ゲーム向けの機能では、スルーモードとスケーリング機能が挙げられる。スルーモードは、ゲーム機のコントローラー操作と画面表示のレスポンスを高める機能だ。ゲーム機のコントローラーで何らかの入力操作をして、それが画面表示(キャラクターの動作など)に反映されるには、数フレームの遅延が発生する。液晶ディスプレイや液晶テレビの仕組み上、映像信号が入力されてから画面に表示されるまでに画像処理の時間が必要なので、このフレーム遅延は仕方ないのだ。

 しかし、スルーモードを備えたナナオのワイド液晶ディスプレイならば、遅延時間を最大で約2フレーム(約2/60秒)短縮して、約1フレーム(約1/60秒)まで抑えられる。液晶ディスプレイ内部でいくつかの映像処理をスキップすることで、フレーム遅延を低減しているのだ。スルーモードは、リズムアクションや対戦格闘など、入力のタイミングがシビアなアクション系ゲームで効果が高い。

 スケーリング機能とは、例えば液晶パネル本来の解像度が1920×1200ドットとして、1920×1200ドット未満の解像度を入力したときの表示方法だ。

 主要なスケーリング機能には、フルスクリーン拡大、アスペクト比を固定した拡大、ドットバイドット(入力解像度と液晶パネルのドットが1:1で対応)という3種類がある。PCゲームの解像度を下げて表示パフォーマンスを稼いだり、ゲーム機で1080p(1920×1080ドット/プログレッシブ)の画面を表示したりするときは、アスペクト比を固定した拡大かドットバイドットが最適だ。ナナオの液晶ディスプレイは、大半のモデルが上記3種類のスケーリング機能を搭載しているので問題ない。

 さて、HDMIやD4端子をはじめとする豊富なAV入力に対応し、以上の動画向け/ゲーム向けの機能をすべて網羅したモデルとしては、FlexScan HD2452Wが挙げられる。HD2452Wであれば、PC、AV機器、ゲーム機を1台にまとめて接続でき、ハイビジョンコンテンツを存分に堪能できるはずだ。独自のゲーム映像スケーリング機能として、縦横を2倍に拡大表示する「2×リアル」モードと、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(PSP)に最適化した拡大モード「ポータブル」を備えているのも見逃せない。

HD2452Wで480i/pのゲーム映像をドットバイドットの「リアル」モードで表示した例。「2×リアル」に設定すると縦横が2倍に拡大されて表示領域の大きさと精細さのバランスが取れる(写真=中央)。HD2452WはPSPの映像をアスペクト比を維持したままで全画面拡大表示する「ポータブル」モードも用意(写真=右)

PCベースで映像コンテンツを堪能したいなら?

DVI後継としてVESAが推奨する新型インタフェースのDisplayPort

 一方、ゲーム機やAV機器は大画面の薄型テレビに接続し、PCベースで映像やゲームを楽しむのであれば、AV入力インタフェースはなくてもよい。この場合、オーバードライブ回路、高輝度、高コントラスト比などを備え、動画再生能力に優れたモデルをチョイスするとよいだろう。

 ただ、PCでもハイビジョンコンテンツを扱いたいなら、入力インタフェースとして、著作権保護機能のHDCPに対応したDVI-D、HDMI、DisplayPortといったインタフェースを、少なくとも1つは持ったモデルを選んでほしい。液晶ディスプレイのPC入力インタフェースがHDCPに対応していないと、Blu-ray Discの映画タイトルなどをPCで再生しても画面に映らないからだ。今回紹介するナナオのワイド液晶ディスプレイであれば、どのモデルもHDCP対応のDVI-Dに対応しているので安心だろう。

 以上の条件に当てはまる製品としては、最新モデルのFlexScan S2432W-H/S2232W-E/S2242Wが浮上してくる。

「映画・テレビ・ゲームを楽しむ」おすすめモデル
モデル名 概要
FlexScan HD2452W 2系統のHDMIを含むAV入力が備わったモデル。さまざまな動画の高画質化技術、ゲーム用のスルーモードやPSP拡大表示にも対応する
FlexScan S2432W-HS2232W-ES2242W 高輝度、高コントラストのVA系パネルを採用し、オーバードライブ回路も搭載するなど、PCで映像を楽しむのに向いている
※モデル名をクリックすると、各製品情報へジャンプする

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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日