出荷400万台突破!! 開発者が語る「ScanSnapが支持される理由」(5/5 ページ)

» 2016年11月30日 10時00分 公開
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電子化したデータをいかに活用するか。その基本を忘れない

 名実ともにドキュメントスキャナのトップブランドとなったScanSnap。多くのユーザーに支持されている現在について、宮内氏は「最初のモデルからすると夢のような状況」と語るが、それでは将来に向けてはどのような展開を考えているのだろうか。宮内氏、大窪氏それぞれに、今後のScanSnapの展望を語ってもらった。

 「ScanSnapが多くの方に使っていただけるようになり、感謝の気持ちでいっぱいですが、一方でさらに多くの方に使っていただくためにはどうすればいいのかも、常に考えています。トレンドに合わせてクラウドやWi-Fiといったテクノロジを取り入れるのも大事ですが、いかに簡単に電子化し、それをいかに活用していただくかという基本を忘れず、そのための改良を続けていきたいと思っています」(宮内氏)

 大窪氏も、データの活用を容易にできてこそScanSnapという方向性に同意する。

 「昨年始めたScanSnap Cloudによって、レシートをスキャンするだけで家計簿ができたり、名刺をスキャンするだけで人脈が見えたりといったことが実現できるようになりましたが、こうしてスキャンをきっかけに手間なく活用できることにScanSnapの意味があると思いますので、そこをとことん追求していくのがまず骨子かなと。お客さまの声や、自分たちが使い込んだ感覚を生かしながら、より多くの方に喜んで使っていただけるようにしていきたいですね」(大窪氏)

ScanSnap Cloudの活用イメージ

 これに加えて大窪氏が強調するのは、既存ユーザーに対するサポートの重要性だ。

 「これまで使ってくれたファンの方の存在を大切にするという方針のもと、新しい機能を追加した際に、それまで使っていたお客さままでさかのぼってのバージョンアップは、可能な限り行うようにしています。検証の手間がかかるのでなかなか大変なのは事実ですが、それも含めて期待して頂いていると認識していますので、そこは意識して続けていきたいですね」(大窪氏)


 製品が成熟すると競合製品とのスペック争い(速度比較)に陥りがちだが、「電子化したデータをいかに活用するか」という基本に忠実に、既存ユーザーのフォローも欠かさないというScanSnapの戦略は、製品を実際に使っているユーザーにとっては頼もしさを感じさせる。最先端の技術を搭載し、たゆまぬ進化を続けながら、それでいて開発当初のコンセプトをきちんと継承し、ワンプッシュ操作で使いやすいのがユーザーに愛される理由だ。ドキュメントスキャナの代名詞とも言えるScanSnapの快進撃は、これからもまだまだ続きそうだ。

コラム:「思い出に残るモデル」は?

 今回の取材にあたっては、過去に発売されたScanSnapのほとんどの機種がズラリ勢ぞろい。その中から、特に思い出に残っているモデルについて、お二人に伺ってみた。かつてハードウェアの設計を担当していた宮内氏が挙げるのは「S1500」だ。ScanSnapが一気に台数を伸ばしたモデルでもある。

「S1500の時に、筐体をドラスティックに作り変えたのが印象に残っています。筐体のデザインをデザイナーとディスカッションしながら作りました。また、原稿台(蓋)がゆっくり閉まるなどのユーザービリティを重視したことや筐体を小さくするため、特殊なレンズを開発し、コンパクトなボディを実現しました。それと同時に画像品質を維持するために大窪と協力してソフトウェアの補正で対処するなど、開発には苦労しました」

 一方の大窪氏は、「ソフトウェア担当だったので一つのモデルに絞りにくいのですが」と断った上で、本記事でも登場したScanSnapの初代モデルと現行製品の「iX500」の2台を、思い出に残る製品として挙げる。

 「私が入社したのがちょうどPragmaからScanSnapへと移行する最中で、ワンプッシュ操作を実現させるため白紙削除をはじめ、カラーや向きの自動判別のテクノロジーであるScanSnap独自ドライバ(ScanSnap Manager)の開発に携わっていたので、初代モデルは原点ですね。また、その当時から温め続けていたアイデアの集大成となったiX500も思い入れがある1台です」


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提供:株式会社PFU
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月6日