CPUを強化して価格を抑える──「dynabook Qosmio T550」:2011年PC春モデル
dynabook QosmioノートPCシリーズに、CPUを強化したにもかかわらず安価になった新しい“型番”が登場した。
CPUと液晶ディスプレイを変えてコストパフォーマンスを向上
dynabook QosmioノートPCのラインアップは、これまで、上位モデルの「dynabook Qosmio T750」と下位モデルの「dynabook Qosmio T560」という構成だったが、2011年春モデルでは、下位モデルが「T560」から新しいシリーズの「dynabook Qosmio T550」に移行した。出荷開始は1月下旬の予定で、実売予想価格は15万円前後。
CPUをPentium P6200(2.13GHz)に強化したが、液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドとわずかに小さくなった(解像度は1366×768ドット)。チップセットにIntel HM55 Expressを採用し、システムメモリは標準構成でDDR3-1066を4Gバイト実装(最大で8Gバイト)。データストレージは500GバイトのHDDを搭載する。
また、上位モデルのdynabook Qosmio T750と同じく、地上デジタルチューナーも搭載し、本体にはBlu-ray Discドライブとharman/kardon監修のステレオスピーカーを内蔵する。本体に搭載するインタフェースも共通で、USB 2.0×4(このうち1基はeSATA兼用)、ブリッジメディアスロット、HDMI出力などをそなえ、ネットワークは1000BASE-Tまで対応する有線LANとIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANが利用できる。本体搭載のWebカメラを利用して離れた場所にいるユーザーの動きを検知してPCを操作する「ジェスチャーコントロール」機能にも対応するのも同様。ただし、東芝独自の映像専用エンジン“SpursEngine”は搭載しない。
本体サイズは、380.5(幅)×254.0(奥行き)×28.0〜35.6(高さ)ミリ、重さは約3.0キロ。OSはWindows 7 Home Premiumを導入するが、ほかのdynabook QosmioノートPCとは異なり、64ビット版のみとなる。プリインストールアプリケーションとしては、「Microsoft Office Home and Business 2010」やEvernoteを利用したネットワークストレージのファイル共有に対応する「Bulletin Board」などを用意する。
dynabook Qosmio T550店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
dynabook Qosmio T550 | T550/T4BW・B(2色) | 2スピンドルノート | 低価格新モデル | Pentium P6200(2.13GHz) | 4GB (DDR3) | 500GB | 64ビット版7 Home Premium | 15万円前後 |
dynabook Qosmio T550店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook Qosmio T550 | T550/T4BW・B (2色) | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM55 | Blu-ray Disc | CPU統合 | 地デジ/ Office Home and Business 2010 | 約3キロ |
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