マスク氏率いるSpaceXとxAIが合併協議、IPOに先立つ動き
イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業の米SpaceXとAI企業の米xAIが、年内に予定されるSpaceXの新規株式公開(IPO)に先立ち、合併に向けた協議を進めている。事情に詳しい関係者の話と、ロイターが確認した直近の開示情報で判明した。
SpaceXと、Xを傘下に置くxAIは、いずれもマスク氏がCEOを務めている。両社が統合すれば、ロケット事業や衛星通信サービス「Starlink」、X、生成AI「Grok」などが一体化される。
マスク氏が進める宇宙空間にAI向けデータセンターを建設する構想にも弾みがつきそうだ。
関係者によると、合併はxAIの株式をSpaceXの株式と交換する形になる見通し。合併手続きを円滑に行うため、米国西部のネバダ州に2つの事業体が設立された。
ただロイターは、合併取引の評価額や具体的な実現時期、主要目的を確かめることはできなかった。
ネバダ州の企業登記記録では、これらの事業体が立ち上げられたのは1月21日だ。そのうちの1つはSpaceXと同社のブレット・ジョンセン最高財務責任者(CFO)が管理メンバーとして記載されており、もう1つはジョンセン氏が唯一の役員となっている。
登記記録には、これらの事業体の目的や取引における役割に関する情報は含まれていない。
関係者は、xAI経営幹部の一部はSpaceX株の代わりに現金を受け取る選択肢が与えられる可能性もあると述べたが、合併取引の枠組みや実現時期はなお流動的だと付け加えた。
SpaceXは既に世界屈指の価値を有する非上場企業で、最近のインサイダー向け株式売り出しでの評価額は8000億ドル。米紙The Wall Street Journalは、xAIが2025年11月に2300億ドルと評価されたと伝えている。ロイターを含む複数のメディアの報道では、SpaceXが26年中に上場を計画しており、評価額は1兆ドル(153兆円、1ドル153円換算)を超える見込みだ。
Copyright © Thomson Reuters
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
国産AI開発「ラストチャンス」の局面へ ノエトラが「44社が出資・国が最大1兆円支援」の追い風を背に向かう先
-
2
なぜ今? 東芝が「HDD」生産能力を強化 AI時代に狙う「データインフラ需要」の在りか
-
3
「トークン単価は8割下がった。なのに請求額は増えた」――その“見えないAI浪費”の正体
-
4
【レベル16】3D CADモデルを魅力的に見せよ!
-
5
不正アクセスなぜ急増 原因はAIか、それとも…… 専門家の見解は
-
6
「クレームこそ最大の商機」 合成紙大手ユポが半世紀貫く“コト売り”と、AIによる暗黙知継承
-
7
Claude Coworkの「ローカル実行」オプションが廃止 モデル推論、VM共にクラウド実行へ
-
8
国産汎用ロボットによるフィジカルAIのデータ収集で7社が競う、試作機を披露
-
9
ITエンジニアの8割超「AIは人間より優れた判断をする」と認める “でも任せられない”業務とは
-
10
フィジカルAIは「ロボット単体」では成り立たない NTTドコモビジネスが示すIoTからの進化の道筋
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR