DeepSeek、OpenAIのデータを不正取得か Microsoftが調査へ Bloomberg報道
米Microsoftと米OpenAIは、中国のAIスタートアップDeepSeekに関連するグループが、ChatGPTに由来するデータを不正に取得したかどうかを調査している。米Bloombergが1月28日に報じた。
報道によると、Microsoftのセキュリティ研究者は2024年の秋、DeepSeekと関連があるとみられる個人が、OpenAIのAPIを使用して、大量のデータを持ち出しているのを確認したという。
Bloombergによれば、OpenAIは最大の出資者であるMicrosoftに対し、不審な活動があったことを知らせたという。
DeepSeekが手掛ける無料AIアシスタントは、低コストの半導体と、より少ないデータで開発したとされる。米国のApp StoreではOpenAIのChatGPTを追い抜き、27日にハイテク株の売りを巻き起こした。
ホワイトハウスのAIおよび暗号資産担当責任者であるデビッド・サックス氏は28日早朝、Fox Newsによるインタビューの中で、DeepSeekが米国から知的財産を盗んだ可能性があると話した。
「DeepSeekが、OpenAIのモデルを“蒸留”したという確かな証拠がある」(サックス氏)
Bloombergにコメントを求められたOpenAIの広報担当者は、中国を拠点とする企業などが、米大手AI企業のモデルを模倣しようと絶えず試みていると指摘した。ただしDeepSeekなど具体的な企業名は挙げなかった。
「当社は、リリースするモデルにどんな機能を含めるかについてのプロセスを含め、知的財産を保護するための対策を講じている。今後は、敵対者や競合他社による米国の技術奪取の試みから最も有能なモデルを最大限に保護するために、米国政府と緊密に協力することが極めて重要であると考えている」(OpenAI)
Microsoftはコメントを控えた。DeepSeekにもコメントを求めたが、連絡がつかなかった。
生成AIの最新テクノロジーや活用トレンドを解説
生成AIでどのように業務を変革していくべきなのか──企業の生成AI活用について、ITmediaのIT&ビジネス系メディアが総力でお届けする「ITmedia AI Boost」を開催します。企業のリアルな事例や専門家の詳しい解説などを配信します。
- イベント「ITmedia AI Boost」
- 開催期間:2025年2月18日(火)~2月19日(水)
- 無料でご視聴いただけます
- こちらから無料登録してご視聴ください
- 主催:ITmedia AI+、 ITmedia ビジネスオンライン、 ITmedia エンタープライズ、 @IT
Copyright © Thomson Reuters
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
2
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
3
ゼロから分かる「Claude」の教科書 ChatGPTと比べて分かった強みとは?
-
4
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
-
5
MicrosoftやNVIDIAなど、AIのオープンウェイト規制に反対する書簡を公開――Anthropicは署名せず
-
6
Markdownファイルが、AI時代の負債に? Googleが提案する「ナレッジ標準化」の一手
-
7
「2日かかる攻撃が25分に」生成AIで“爆速化”するサイバー攻撃、パロアルトの識者が警鐘
-
8
AIが破壊するIT業界の“人月商売” 「SIerの死」後に“生き残る者”の正体
-
9
法人被害45億円、元警視庁が解説「会話もできるAI詐欺」の手口と対策
-
10
AIにもサプライチェーン管理が必要? 中国AI「Kimi K3」を巡る批判でAIの調達リスクが浮き彫りに
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR