「離婚すべきでしょうか」 AI相談員に「メタバース役所」で相談 実証スタート

Webブラウザ上の仮想空間で自治体の各種サービスを利用できる「メタバース役所」で、離婚に関する専門知識を持つAIアバターが相談員として悩みに答える実証実験がスタート。

[ITmedia]

　大日本印刷（DNP）は、Webブラウザ上の仮想空間で自治体の各種サービスを利用できる「メタバース役所」で、離婚に関する来所者の悩みについて、専門知識を持つAIアバターが悩みに答える実証実験を、3月11日から25日に開催する。

　日本加除出版、Hexabase（ヘキサベース）が提供する法律支援サービス「離（リ）コンパス」の「AI相談サービス」をメタバース役所に実装。専門知識を持ち、内容に応じて表情を変えるAI相談員が最長1時間、無料で悩みに答える。

　家庭や離婚にまつわるパートナー間の悩みや、両親の不仲にともなう子供の悩みなどを受け付け、リアルな対面の相談と比べて心理的抵抗を軽減できるかなどを検証する。

　メタバース役所を導入している自治体のWebサイトやLINEなどで住民に告知。相談後にアンケートに答えてもらう。