AIコーディングの“理想と現実”とは? エンジニアの実体験語る資料が話題 「AIは知識の代替ではなく増幅器」
「AIコーディングの理想と現実」――ITエンジニアの実体験を語るこんな資料が、はてなブックマークなどで話題だ。資料は、システム開発などを手掛けるジェイテックジャパンの高丘知央CTOが公開したもの。AIコーディングを取り入れた体験から、その性能や活用法などを紹介している。
「AIコーディングの理想と現実」――ITエンジニアの実体験を語るこんな資料が、はてなブックマークなどで話題だ。資料は、システム開発などを手掛けるジェイテックジャパン(東京都港区)の高丘知央CTOが、4月22日に公開したもの。AIコーディングを取り入れた体験から、その活用法などを紹介している。
高丘CTOは、30年以上のプログラミング歴があり、2025年1月から、AIコーディングアシスタント「Cline」を活用したコーディングを検証しているという。その経験から、資料ではAIコーディングに関し、基本的な生産性、未経験の技術領域での活用、 AIに自然言語で指示を出しながら非エンジニアなどが“感覚的に”行うコーディング「Vibe Coding」、ローカルLLMでの活用という5つのトピックを列挙。それぞれで高丘CTOが実感した理想的な活用方法と、現実的な運用方法や問題点などを紹介している。
例えば、未経験の技術領域での活用についてまとめた項では、「新しい技術のキャッチアップ時間の短縮」などの理想的な活用法があるとする一方、高丘CTOがAIコーディングによって未経験領域に挑んだ際には、その技術の背景となる基本知識などがあったおかげで成功したと分析。「AIは知識の代替ではなく増幅器」と指摘している。
この資料は、はてなブックマークでは400以上のブックマークを集め、テクノロジーカテゴリーで1位を獲得(23日午後0時50分時点)。資料を読んだユーザーからは、「自分の感覚ともほぼ一緒」「AIコーディングについて語っているけど、生成AI全般の課題が見えたような印象」などの声が上がっている。
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