速報
中国の“車輪付き”四足歩行ロボ、日本で販売へ 山岳地帯・沼地を走れ、80cmの段差も乗り越える
エルザジャパンは、中国DEEP Roboticsの車輪付き四足歩行ロボット「LYNX M20」の取り扱いを始めた。7月以降に出荷予定。
PC関連製品やロボットなどの販売を手掛けるエルザジャパン(東京都港区)は5月27日、中国DEEP Roboticsの車輪付き四足歩行ロボット「LYNX M20」(リンクスM20)の取り扱いを始めた。四足歩行と足先の車輪により、段差や斜面、悪路に対応できるという。価格はオープンプライス。同日から予約を開始し、7月以降に出荷予定。
LYNX M20シリーズは、4足の脚部それぞれに車輪が付いているのが特長のロボット。関節部を持つ脚の四足歩行と、車輪による高速な走行を組み合わせて移動する。サイズは43(幅)×82(奥行き)×60(高さ)cmで、重量は33kg。DEEP Roboticsが4月に発表したモデルで、同社が開発する車輪付き四足歩行ロボ「LYNX」を産業用途向けに改良したものだ。
移動する際の最高時速は約7kmで、最大登坂角度は45度。段差は最大80cm、階段は25cmまでの昇降に対応し、舗装路だけでなく、山岳地帯や川、沼地も走行できるという。
加えて、マイナス20度から55度までの範囲であれば動作でき、IP66の防塵(じん)・防水性能を備える。LiDARセンサーによる全方向の障害物回避機能も搭載。12kgまでの荷物も積載可能で、満載時でも最大2時間30分稼働する。悪天候下、災害・消防現場での使用を想定するという。
上位モデルの「LYNX M20 Pro」は、搭載プロセッサを強化し、事前に設定したルートでの自律走行やセルフ充電に対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
テスラの人型ロボ、“キレキレ”ダンス披露 華麗にステップ・サイドターン、片足立ちでポーズ 連日動画を公開
米Teslaは、同社の人型ロボット「Optimus」がダンスする動画を公開した。音楽に合わせ、手振りを加えながら素早くステップを踏んだり、片足立ちでポージングを決めたりする姿を披露している。
テスラの人型ロボ、“謎ダンス”披露 片足で交互にステップ AI動画ではなく「リアルタイム」とマスク氏
米Teslaのイーロン・マスクCEOは、同社の人型ロボット「Optimus」が、素早く片足ずつ交互にステップを踏む動画を公開した。両手を伸ばし、上半身を左右に傾けながらバランスを取る姿を確認できる。
人型ロボット続々、中国北京で「国際科学技術産業博覧会」が開幕
第27回中国北京国際科学技術産業博覧会が、北京の国家会議センターで開幕した。最近注目を集めている中国産の人型ロボットなども展示しているようだ。
中国の人型ロボ、サッカーで華麗にシュートを決める “スーパーセーブ”も披露
中国ロボットスタートアップのBooster Roboticsは、人型ロボット「Booster T1」がサッカーでシュートを決める動画を公開した。飛んできたボールを直接蹴ったり、キーパーとしてゴールを阻止したりする姿も披露している。
ロボ好き集合! 「大阪万博」で見かけたロボットまとめ “人が乗れる”ライオン型ロボなど続々
4月13日に開幕した「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)。報道機関向けの先行公開で見かけたロボットたちをフォトレポートする。






