アドビ「Firefly」、Googleの最新画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」に対応 Adobe Expressでも使える

米Adobeは、AIを活用した画像生成アプリ「Adobe Firefly」とデザイン作成アプリ「Adobe Express」上で、米Googleの最新画像生成AIモデル「Gemini 2.5 Flash Image」（通称：nano-banana）が利用できるようになったと発表した。

[ITmedia]

　米Adobeは8月26日（現地時間）、AIを活用した画像生成アプリ「Adobe Firefly」とデザイン作成アプリ「Adobe Express」上で、米Googleの最新画像生成AIモデル「Gemini 2.5 Flash Image」（通称：nano-banana）が利用できるようになったと発表した。

アドビ「Firefly」、Googleの最新画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」に対応（出典：公式ブログ、以下同）

　Gemini 2.5 Flash Imageは、同日にGoogleが発表した画像生成AI。前モデルの「Gemini 2.0 Flash」に比べ、複数の画像を生成する際、画像内の人やモノの一貫性をより高精度に保てる点などが特長だ。X上では、その出力精度の高さに驚きの声を上げるユーザーも複数見られる。

　Gemini 2.5 Flash Imageは、同日から、Adobe Fireflyの「テキストから画像生成」機能と、複数人で画像の共同制作や編集ができる「Fireflyボード」のβ版、Adobe Expressで利用できるようになる。

利用イメージ

　Adobe Firefly上では、9月1日までの期間限定で、Adobe Fireflyの有料プランユーザーと、Adobeの制作系サービスの有料プラン「Adobe Creative Cloud Pro」ユーザーが、Gemini 2.5 Flash Imageを無制限で利用可能。Adobe Firefly無料プランの新規ユーザーは、最大20回まで使える。

　Adobe Fireflyは、主に画像の生成や編集などができる生成AIプラットフォーム。4月から、自社開発の画像・動画生成AIモデルに加え、Googleのほか、米OpenAIや米Runway、米LumaAIなど外部のAIモデルを利用できるようになっている。