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川崎重工、人型ロボ最新モデル「Kaleido 9」公開 人型にこだわるワケは(2/2 ページ)
川崎重工業は、人型ロボットの最新モデル「Kaleido 9」を公開した。イベント「2025国際ロボット展」では、災害現場などを想定したデモンストレーションも披露した。
次にKaleido 9は、人間の質問に答える形で自身の性能や、川崎重工が手掛けるその他のロボットを紹介した。日本語以外にも英語や中国語を話して多言語対応をアピールした他、音声による指示で機械を操作できる“未来の工場”を模したスペースでは、Kaleidoの呼びかけで機械を動かした。
続けて、箒を使って落ち葉を集めるデモも披露した。前かがみになりながら両手で箒を操作した後、人間に渡されたごみ袋を数m先にあるごみ箱まで持って移動。胸部に搭載したセンサーで周囲の3D環境を認識しながら歩き、想定ルート上に人間が現れた際には自動的に立ち止まった。
最後は火災現場を想定し、自律動作モードから遠隔操作モードに切り替えて動く姿を見せた。川崎重工は、遠隔操作モードに切り替えた理由について「(災害現場などの)確実で複雑な判断が必要な状況では、人が遠隔操作することが最も安全かつ確実な方法」と説明。遠隔操作には、米Metaのヘッドセット「Meta Quest 3」を利用した。
デモでは、ヘッドマウントディスプレイでKaleido 9の視界を確認しながら、両手のコントローラーでKaleido 9の腕を操作。道中の倒れ掛かった約30kgの棚を両手で移動させ、その奥に取り残されたペットという設定のぬいぐるみをキャッチした。
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