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「Claude Cowork」一般提供開始 全社導入を支える管理機能も
米Anthropicは、AIエージェント「Claude Cowork」の一般提供を全有料プランで開始した。同時にアクセス制御や支出制限などの企業向け管理機能も導入した。
米Anthropicは4月9日(現地時間)、AIエージェント機能「Claude Cowork」(以下、Cowork)の全ての有料プランでの一般提供を開始した。併せて、Coworkを安全かつ効率的に企業内に展開するための管理機能群を新たに導入した。Coworkを早期に導入した企業で生じていた、管理方法に関する疑問に対応した形だ。
今回追加された管理機能は以下の通り。
- ロールベースのアクセス制御: 管理者はユーザーをグループに分け、グループごとに利用可能な機能を定義できるようになった
- グループごとの支出制限: 管理コンソールからグループ単位で予算上限を設定できるようになった
- 利用状況分析: 管理ダッシュボードと「Analytics API」で、セッション数やアクティブユーザー数、スキルとコネクタの呼び出し回数などを可視化できるようになった
- OpenTelemetryのサポート: アプリケーションの動作状況を監視、記録するためのOSS規格「OpenTelemetry」に対応し、ツール呼び出しやファイル操作、承認状況などのイベント情報をセキュリティツールやオブザーバビリティーツールに連携できるようになった
- 新たなMCPコネクタの追加と、コネクタの操作制御: 「Zoom」会議の要約や議事録などをCoworkに取り込めるコネクタを公開した。また、管理者は各MCPコネクタ内で利用できる機能を制限できるようになった
Coworkは「macOS」と「Windows」の全有料プランで利用可能。企業向けの管理機能は「Team」または「Enterprise」プランの管理コンソールから設定できる。
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