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高市総理、サイバー攻撃対策指示 「Claude Mythos」巡り
高市早苗総理大臣は5月12日の閣僚懇談会で、米AnthropicのAIモデル「Claude Mythos Preview」など最新AIのサイバー攻撃性能の向上を受け、サイバー攻撃対策を指示した。
高市早苗総理大臣は5月12日の閣僚懇談会で、米AnthropicのAIモデル「Claude Mythos Preview」(以下、Mythos)など最新AIのサイバー攻撃性能の向上を受け、サイバー攻撃対策を指示した。松本尚デジタル大臣が同日の記者会見で発表した。
松本デジタル相が中心となり、重要なインフラ事業者などと連携しながら、セキュリティの脆弱(ぜいじゃく)性の発見と修正の観点から対策を進める。政府として早急に対策パッケージを取りまとめたい考えだ。
Mythosは、Anthropicが4月に発表したAIモデル。高いサイバー攻撃性能を持つため、一部のパートナー企業に限定して提供している。
松本デジタル相によると、政府は現時点でMythosを利用できる状態ではなく、「Mythosが無いという前提で対策を進めなくてはならない」という。利用に関する交渉については「詳細は差し控える」とした一方、Mythosの発表直後から米国側と意見交換していると述べた。
共同通信は5月12日、日本政府がMythosのアクセス権を求めて交渉していると報じている。
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