「NVMeストレージ」の実力を最大限に引き出す【後編】
NVMeベースのストレージでは、ファイルシステムがボトルネックとなり得る。本稿ではそれを防ぐ方法について説明する。
「NVMeストレージ」の実力を最大限に引き出す【前編】
ファイルシステムによっては、NVMeの高いパフォーマンスが発揮できないことがある。本稿ではその理由を明らかにする。
従来手法の機能を補完する
従来のバックアップ手法、あるいはスナップショット単独では、現在の企業が抱えるデータ保護と災害復旧(DR)のニーズは満たせない。両者を組み合わせる必要がある。
NVMeを生かすための仕組みが重要
パフォーマンスを向上させ、つの自社のニーズを満たし、予算にも見合うNVMeアレイを選ぶにはどのような知識が必要になるだろう。
データセンターでどう導入するのか
NVMe(Non-Volatile Memory Express)はSCSIに代わるストレージプロトコルとして、ストレージの応答性向上、遅延解消などが期待できる。ただしデータセンターでNVMeを導入するには綿密な計画が必要だ。
メリットを最大限に引き出す方法とは
企業のワークロードをフラッシュストレージで統合し、その密度を高めることで、NVMeの並列処理と低遅延のメリットを最大限に生かすことができるという。
過去90日間アクセスの無いデータが対象に
データをアーカイブするシステムの設計を見直す場合、徐々に量を増やしながら、プライマリーストレージからアーカイブに絶えずデータが移動するようにすれば、誰もが満足するだろう。そのためには4つのルールに従うのがお勧めだ。
高速大容量化するも「データの交通渋滞」が課題に
企業のフラッシュストレージシステムに第2の波が来ている。選定において、パフォーマンスと容量の最適化や、柔軟性確保とネットワーク接続など、考慮すべき要件が多くなった。
オールフラッシュストレージの優位性
フラッシュの価格が下がり、HDDに近づいている。だが、フラッシュの単価算出が非常に難しいため、購入担当者は頭を悩ませている。価格の優劣を容量当たりの単価で見ていたためだ。
ハイブリッドストレージではダメ?
フラッシュ技術のコストが安くならないと、利用を制限せざるを得ない場合もある。データセンターにおいてフラッシュシステムはどのように使用されているのか。オールフラッシュを購入すべき理由とは。
エンタープライズストレージに恩恵
NVMeやメモリバスベースのフラッシュDIMMといったプロトコルの採用は、フラッシュストレージデバイスが高いパフォーマンスを発揮するための一助になっている。
性能重視で選ぶなら一択
組織がデータへのアクセス速度向上を必要とする場合、そしてコストを増やす余裕がある場合、ほとんどのプロバイダーがクラウドフラッシュストレージを提供している。
速いだけのストレージなら要らない
オールフラッシュストレージが企業ITシステムにおいてごく当たり前の存在となる中、IT管理者はデータアクセスの効率化だけでなく、アナリティクスやデータ保護といった高度な機能も必要としている。
性能低下の理由を正しく理解している?
フラッシュストレージは至るところに浸透している。それはハイパーコンバージド分野でも同様だ。しかし、フラッシュストレージが完全無欠でないことをその理由とともに知っておくことが必要だ。
リストアを待たずに仮想マシンのデータを使える
新たなデータ保護手法の1つに「リカバリーインプレース」(インスタントリカバリ)という高速リカバリ技術がある。この手法は有用だが、多少の事前計画が必要になる点に留意したい。
バックアップとアーカイブの共有化
バックアップ製品は進化しており、データのリカバリーだけでなく、いろいろな機能が追加されてきた。どのような機能があり、それがどのように使えるのかを紹介する。
ストレージ方式やソフトウェア機能をチェック
データアーカイブ用ストレージ製品には、どのような選択肢が存在するのだろうか。自社に適したソフトウェアを選ぶ際のポイントとは。詳しく見ていこう。
計画に向けて考えたい4つのステップ
データおよびストレージの管理者は、ハイブリッドクラウドのシナリオに着手する前に、本稿で紹介する4つのステップを予備計画に加えることをお勧めする。
統合に向かうデータバックアップとアーカイビング
これまで長い間、バックアップとアーカイビングは別のプロセスだった。だがバックアップ用のソフトウェアとハードウェアの進歩のおかげで、両者の統合が可能になりつつある。
オールフラッシュアレイ vs. HDDアレイ
I/O速度の向上や信頼性能向上を図れるオールフラッシュストレージアレイ。多くのベンダーがHDDアレイと同等のレベルの価格に達していると主張しているが、果たして真実なのだろうか。
Software-Defined Storageのリアルを語ろう
SDSを導入したいが、実装に時間がかかるし、知識も必要になる。そんなときに気をつけなければいけない4つのポイントについて説明する。
境界は既に曖昧だが、それぞれ機能不足
データ保護製品とファイル同期/共有製品の境界は曖昧になってきている。その原因の1つは、データ保護製品がPC以外のさまざまなデバイスからも保護されたデータにアクセスできるようにしていることにある。
性能と機能の“いいとこ取り”も
フラッシュメモリだけでデータを保存するオールフラッシュアレイには、大きく分けて機能重視型と性能重視型の2タイプがある。どちらを選択すべきか、その選定ポイントを伝授する。
「ストレージI/Oの仮想化」用語集(後)
ストレージI/Oの仮想化手法の1つである「仮想I/Oゲートウェイ」は、複数のサーバ間で単一のインタフェースカードを共有でき、接続性やリソースの最適化、将来的なアップグレードの影響を受けないなどのメリットがある。
「ストレージI/Oの仮想化」用語集(前)
ストレージI/Oの仮想化手法の1つである「スイッチによるI/Oの仮想化」は、ネットワーク全体で特定のVMに対して一定レベルのパフォーマンスを保証でき、さらに故障時の可用性対策にも有効だ。
ネットワークアダプターで仮想I/Oを実現
仮想サーバと仮想デスクトップが普及し、ストレージへのI/O要求がさらに高まった。その解決策となる「仮想I/O」をネットワーク側で実装すると、ハイパーバイザーの負荷を大幅に減少し、CPUリソースを有効活用できる。
グリーンコンピューティングは、データセンター管理者の間でいま最もホットな話題だ。グリーンデータセンターでグリーンドライブを利用すれば、オペレーション効率を改善し、全体的なエネルギーコストの削減が可能になる。