製造業が「オンプレミスERP」を選ぶ理由【後編】
板金加工企業のDalsin IndustriesはクラウドERPへの移行を検討したが、自社のニーズにクラウドは時期尚早だったと判断して、従来のオンプレミスシステムに戻してしまった。決断に至った決定的な理由は何か。
製造業が「オンプレミスERP」を選ぶ理由【前編】
デジタルマニュファクチャリングの実現にはクラウドERPの活用が鍵となる。しかし全ての製造業に当てはまるわけではない。オンプレミスのERP製品を選ぶしか手段がない場合もある。
ツールに特化した技術だけでは不十分
企業がERPシステムの導入効果を引き出すには、技術面だけでなく変革を推進する「チェンジマネジメント」や協働など、包括的な専門知識を備えた次世代の人材を育成する必要がある。
複数社との取引が必要な場面も
ERP導入プロジェクトを進めるに当たっては、コンサルタント選定の適否が失敗と成功の分かれ目になる可能性がある。どの専門家も口をそろえて「コンサルタントを賢く選ぶべきだ」という。
作業員をすぐさま“熟練工”に変える
インターネットに接続するデバイスから得たデータと、拡張現実(AR)を使った可視化技術の組み合わせによって、工場などで働く現場作業員の働き方が変わる可能性がある。
壁の向こうを透視できる世界が実現するかも
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」によって、拡張現実(AR)が世の中に広く認知されるようになった。ビジネスでは、AR技術をどのように活用されているのかを紹介する。
“倉庫番”としてのスマートデバイス
タブレットとスマートフォンは、今やフロントオフィスから製造現場まで、企業のあらゆる場所を変革しつつある。そして、これらのデバイスは徐々にではあるが、確実にモバイル倉庫管理の利便性を高めている。
従来の分析アプローチの見直しを迫るビッグデータ
ビッグデータをビジネスに生かすための分析基盤として注目されているHadoop。従来のRDBMSでは対応が難しい理由とともに、Hadoopがなぜビッグデータ対応に適しているのかを解説する。
PLMの有効活用には基幹システムとの連携が不可欠
PLMを活用して業務効率を改善するには、ERPをはじめとしたほかの基幹業務システムとの連携が不可欠だ。こうしたシステム連携は、単にデータを受け渡しするだけでなく、プロセスの連携まで考慮に入れる必要がある。
ERP導入失敗の轍を踏まないためには
PLM導入プロジェクトを成功させるためには、ITプロジェクトとしてPLM構想を推進するのではなく、戦略的な成果を目標とした全社的な業務改革の取り組みと位置付ける必要がある。
リスク管理ができなければ対応策は打てない
多くの企業は直面するリスクを自覚しているが、その危険性を定量化し、標準化されたプロセスを確立している企業は極めて少ない。
PLMに対する投資の価値をどう判断するか
製造業のPLMに対するIT投資の価値は、ERPやCRMといったほかのエンタープライズアプリケーションに比べて判断するのが難しい面がある。なぜなら、PLMはあらゆる業務の在り方を見直す取り組みだからだ。
PLMの理解と導入検討のために
PLMの導入に当たっては、何から始めればいいのだろうか? PLM製品の理解も重要だが、それ以上に大切なのは自社の製品ライフサイクルの全体像を把握し、問題点がどこにあるかを特定することだ。