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純丘曜彰

純丘曜彰がアイティメディアで執筆した記事一覧です。

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記事一覧

クラブだったはず:

ダイナースはクレジットカード会社ではない。クラブだったはずだ。ダイナースが生き残るためには、どうすればいいのか。社会的信用のある限られたメンバーだけの上質のプレミアムクラブとなるような事業再認識が必要ではないか。

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経歴詐称は、学位職位の万引き。多くの人々から、ほんのわずかの可能性を少しずつかすめ取ってきて、自分の私利私欲に資する。自分の可能性を奪われた人は、やつに奪われたことにすら気付かない。

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2009年ごろからバタバタと:

廃墟と化したデッドモールは全世界共通。子連れの母親や老人たちの暇つぶしの場となり、購買意欲のある若者は少ない。家族と車、前世紀的ライフスタイルに依拠した郊外型モールという業態は、死に向かっている。

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最新のヴロニプラーク・ウィキを使えば、過去の論文などの盗用が一発で暴き出される。図像や音楽についても、いずれ同様。電子書籍化が進めば、数十年、数百年も前のパクリまで、すべて世間にさらされることになるだろう。

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歩も王将も、しょせんは同じ木のコマ。いくらでも取り替えがきく。社長の肩書自体が26%の組織の基礎支持率を持っている。これを割り込めば、その社長は組織そのものの信頼性を毀損している。一時の員数合わせではなく、その後にどれだけ有能な人材が集まってくるかが、その社長の偉さだ。

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大きな物事に取り組むには、大きな空白が必要だ。予定を立てる、とは、雑用を詰め込むことではなく、それを切り捨てること。予定が空白でも、現実まで空白になるわけではなく、そこには空白の予定でしか得られない直接の現実の体験がある。

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計画と言うと、普通はスケジュール表のようなものを考えるが、そこでオール・グリーンライトを前提とするのは間違っている。ムリなリカバリーは、致命的な大事故を引き起こすからだ。

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2年半以上も前から大学設置基準が厳しくなることなど、この業界では常識。駆け込みで四大化けしてみても、現代の多様で高度な教育をするだけの教員や施設を長期的に維持できないなら、早晩つぶれてしまうだろう。

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高税のイタリアでは、取引をなかったことにするネーロが横行し、雇用までもが闇経済化してしまっている。日本でも、税金を上げれば、むしろ領収書を切らず、納品貸倒損失として処理する闇経済を助長させるだけではないのか。

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事業定義は、個人でも重要だ。しかし、仕事へのコミットメントの深さとスコープの広さは、必ずしも比例しない。気晴らしのほとんどは、スコープの遮断にすぎず、かえって自分を追い込んでしまう。今日と別に明日があるのではなく、ここと別に世界があるのではない。

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