ここから始めるオブジェクト指向(6):
「第5回 分類と分解をUMLで表現する」はクラス図解説の2回目として、クラスの汎化関係、集約関係について説明しました。クラス図はクラス間の静的な関係を表現するモデルです。今回は動的モデルの第1回としてオブジェクト間のコラボレーションを表す相互作用図について説明します。
ここから始めるオブジェクト指向(5):
「第4回 オブジェクトをUMLで表現する」はUMLの第一歩として、クラス図の基本である関連、多重度、関連名、ロール名についてオブジェクト図で具体例を示しながら説明しました。今回はクラスの汎化関係、集約関係を中心にもう少し複雑なクラス図について説明します
オブジェクト指向の世界(30):
前回は、フラクタルの2つの特徴を紹介した。今回は「SFC学習パターン」をテーマに、暗黙知対形式知の視点で考える。
オブジェクト指向の世界(29):
前回は、慶応義塾大学SFCの「学習パターン」を紹介した。今回は話題を一転して、同じ図形パターンがスケールを変えて何度も現れるフラクタルについて考える。
オブジェクト指向の世界(28):
学生向けに「学び方」を伝えるためにパターン言語を使った例が登場した。今回は慶応義塾大学SFCの『学習パターン』を紹介する。
オブジェクト指向の世界(25):
オブジェクト指向を語るうえでポイントとなるのは、「ものの本質」に関する考え方だ。今回はプラトンとアリストテレスの思想を引き合いに「ものの本質」を考えてみよう。
オブジェクト指向の世界(24):
知識というものには、「幅」と「深さ」がある。そして、UMLの仕様にもそれは如実に表れている。こうした点について、今回も前回に引き続きソクラテス式対話の形を借りて論じていく。
オブジェクト指向の世界(21):
今回は趣向を変えて、ソクラテス式対話編でオブジェクト指向を考えてみました。ちょっと不思議な体験がきっかけとなって、池田晶子著「帰ってきたソクラテス」(新潮社)をヒントにしたものです。
オブジェクト指向の世界(19):
前回は「ネットコミュニティのQWAN(無名の質)」と題して、昨年大ブレークしたmixiなどのネットコミュニティについて考察しました。SNSの基本となっている友達の友達を巻き込むという仕掛けは、実はSNSとはまったく無関係な「6次の隔たり」理論からも爆発的にメンバーを増やせる可能性のある仕掛けだと述べました。
オブジェクト指向の世界(18):
今回はこのロングテール現象とも関係しますが、インターネットによるコミュニティ「e-Community」について考えてみたいと思います。
オブジェクト指向の世界(17):
今回は話題を少し変えて、最近注目されてきたロングテール現象について考えてみたいと思います。書店に行くと書籍や雑誌記事などでロングテールという見慣れない言葉が目に付きます。この「長いしっぽ」はWeb 2.0の流れとも関係し、インターネットが巻き起こしつつある新しい社会現象です。Amazon.comやGoogle AdSense/Adwords、Yahoo! Overtureなどがロングテール旋風を巻き起こしています。
オブジェクト指向の世界(16):
前回の「モノ・コト分析の段階的モデリング」は、クラスにステレオタイプ《mono》と《koto》を導入し、例題として注文から納品・請求までの簡単な業務フローを取り上げてモノ・コト分析でモデリングを行いました。ステレオタイプによりモデルの作成と理解が一層容易になったと思います。今回はモノ・コト分析の実践方法をパターン言語の形式で表現してみたいと思います。
オブジェクト指向の世界(15):
前回「分かりやすいモノ・コト方式のモデリング」は契約についてモノ・コト方式でモデリングを行いました。人と組織を一般化したパーティという概念を用いると、「契約はパーティとパーティの間に発生する事象である」と一般化することができます