富士ゼロックスのA3カラーLEDプリンタ、消費電力を従来機の3分の1に:仕事耕具
富士ゼロックスは、A3対応のカラーLEDプリンタ「DocuPrint C3360」を12月19日に発売する。新開発の省エネASIC搭載コントローラを導入し、TEC値を従来機「DocuPrint C3140」の3分の1に低減した。
富士ゼロックスは、A3対応のカラーLEDプリンタ「DocuPrint C3360」を12月19日に、A4対応のカラーレーザープリンタ「DocuPrint C2110」を12月24日に順次発売する。価格はそれぞれ31万2900円、9万4290円。いずれもWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Server 2008/Vista、Mac OS X 10.3.9/10.4.11/10.5。
DocuPrint C3360は、カラー、モノクロとも毎分35枚(A4ヨコ)で印刷できるカラーLEDプリンタ。機能を維持しながらCPUの電源をOFFにできる新開発の省エネASIC搭載コントローラを導入し、スリープモード時の消費電力を1.5Wに抑えた。「国際エネルギースタープログラム」適合基準のTEC値が1週間につき2.45キロワット時(kWh)と、従来機「DocuPrint C3140」のTEC値である1週間につき7.88キロワット時と比較すると、約69%低減。富士ゼロックスによると、「A3対応カラーページプリンタではトップクラス」の省エネ性能だという。
なおTEC(Typical Electricity Consumption)値とは、プリンタなどのオフィス機器における「1週間の標準的な消費電力量」を示す。稼働状態とスリープ/電源オフ状態をウイークデイにあたる5日間繰り返し、休日2日分はスリープ/電源オフ状態のまま過ごして、その消費電力量を測定したものだ。単位はキロワット時。
ファーストプリントタイムはカラーが6.4秒、モノクロ5.0秒。電源投入時からのウォームアップタイムは28秒以下だという。解像度は1200dpi×2400dpi。トナーには、溶けやすく画像表面がなめらかになるEA-HGトナーを採用した。
自動両面印刷にも対応。用紙サイズはA3からはがきまでの定形サイズのほか、320×450ミリのA3ノビサイズも印刷できる。最大305×1200ミリの長尺用紙にも対応した。給紙容量は標準トレイが560枚、手差しトレイが100枚。オプションのトレイを2段追加可能で、最大1680枚まで。排紙トレイ容量は400枚までとなっている。
インタフェースはUSB 2.0のほか、100BASE-TXと10BASE-Tに対応したEthernetポートを装備。IPv6にも対応している。富士ゼロックス製の複合機と共通のICカードリーダー「IC Card Gate 2.0」や「IC Card Gate 2.0 for FeliCa」を直接接続することで、ICカード認証も可能だ。大きさは640×665×399ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは66キロ(消耗品を含む)。
一方のDocuPrint C2110は、中小規模オフィスでの共有やデスクトップへの設置に適した小型・軽量のA4対応のカラーレーザープリンタ。大きさは400×457×416ミリ、重さは19キロ(消耗品含む)。こちらのTEC値は1週間につき1.46キロワット時で、従来機のDocuPrint C525A(2.42キロワット時)に比べると約40%低減した。
自動両面印刷に対応した。A4用紙の印刷速度は、カラーが毎分18枚、モノクロが毎分20枚。ファーストプリントは、カラー9秒以下、モノクロ7.5秒以下。スリープモードからのウォームアップタイムは15秒以下、電源投入時は19秒以下となっている。標準トレイは250枚。手差しトレイ(1枚)に加え、オプショントレイ(250枚)を装着することで最大500枚の給紙に対応する。
インタフェースはUSB 2.0のほか、100BASE-TXと10BASE-Tに対応したEthernetポートを装備した。こちらはIPv6には対応していない。
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