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やめるキッカケを得る方法シゴトハッカーズ

何かをやめる決断をするには、自分のなかで古いやり方とやめたときの行動を比較することになります。どんな観点から比較をすればいいのか、チェックしてみましょう。

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 今まで続けていた何らかの工夫や努力をやめるということは、やめた代わりに何かが得られるという期待があるのです。それはもっと楽な方法かもしれませんし、時間かもしれませんし、仕事の習慣自体を見直すチャンスかもしれません。

 いずれにせよ、「やめるタイミング」は二通り以上の行動を比較して、古い行動を削除するという決断を必要とします。そのような決断を行うには、次のような比較表があるとやりやすいでしょう。

代替の方法と比較してみる

一元化の努力
作業 必要時間  
メール → ラベル管理 15分 すべてをアウトルックなどで一元管理 計45分
年賀状 → 住所録に登録 10分
名刺 → 名刺管理ソフト 15分

 

一元化の努力をやめた場合
作業 必要時間  
メール → 返信と検索で対処 その都度 すべてをアウトルックなどで一元管理 やめる
年賀状 → 住所録を印刷 年末のみ
名刺 → 日付別にファイル もらったときに対応

やめるきっかけ

  • 毎日の45分の作業が負担になっている
  • 代替作業がイメージできる
  • ため込んだときにやる気がしなくなっている

 また、上記のように代替えの行動と比較するやり方のほかに、「やめた状態」そのものと比較してみることもできます。行動Aと行動Bを比較するのではなく、行動Aと何もしないことを比較するわけです。

「やめた状態」と比較してみる
デュアルディスプレイ やめた状態(シングルディスプレイ)
幅広い画面 制限の多い画面(デメリット)
つなぐ手間 つなぐ手間がなくなる(メリット)
注意が分散 集中できる(メリット)

やめるきっかけ

  • やめた状態と同じ環境での仕事をした際の成功体験(カフェ)
  • やめた状態でのデメリット評価
  • やめた状態でのメリット評価

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