登録なしで受信認証 ジャストシステムのファイル送信サービス「親展通信」
ジャストシステムのビジネス向けファイル送信サービス「親展通信」は、受信者がパスワードを設定することにより、ユーザー登録なしで受信認証機能を利用できる。
ジャストシステムは7月6日、ビジネス専用のファイル送信サービス「親展通信」を開始した。利用料は10ユーザーで月額1890円から。
親展通信は、メールへの添付では送信できないような大容量のファイルを送信するためのWebサービス。従来のファイル送信サービスは、データをダウンロードする際の認証設定が行えなかったり、行えても事前に受信者を登録しておく必要があったが、親展通信では、受信者がパスワードを設定する「親展モード」でこの問題を解決している。
親展モードでは、送信者がファイルを送ると、受信者にファイルが送信されたことを知らせる「預かり通知メール」が届く。受信者はこのメールからアクセスできるパスワード設定ページで、ダウンロード用パスワードを設定する。すると別のログインURLがメールで送られてくるため、自分で設定したパスワードを再度入力してログインし、ダウンロードするという仕組みだ。パスワードはダウンロードをするたびに設定する使い捨て方式で、パスワード管理の必要がない。
通信経路は128ビットのSSLで暗号化され、1度の送信で最大10ファイルまで送信できる。データ預かり容量は合計で200Mバイトまでで、データを自分で削除するか、120時間の預かり期限経過後には、削除分だけ追加で送信できるようになる。また、上司の決裁を経由してファイル送信をチェックできる「外部送信決済機能」や、利用者のログを解析できる「ログコンソール機能」(オプション)も搭載した。
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