リコー初のプロジェクタ、1.8キロで持ち運びもできる:仕事耕具
リコーは同社初のプロジェクタ「PJ X3240N/X3130シリーズ」を発売する。重さは1.8〜2キロ、高さは8.2センチ。持ち運びやすいサイズを特徴としている。
リコーは、同社初のプロジェクタ「IPSiO(イプシオ) PJ X3240N/X3130シリーズ」2機種を10月5日に発売する。実勢価格は上位機種のX3240Nが19万2990円、下位機種のX3130が12万9990円。
X3240N/X3130シリーズは、持ち運びができるプロジェクタ。3LCD方式を採用した。重さはX3240Nが約1.8キロ、X3130が約2キロ。大きさはX3240Nが295×196×82ミリ(幅×奥行き×高さ)、X3130が272×189×82ミリ。リコー独自の色補正技術「ナチュラルカラーエンハンサ」を採用しており、CGや自然画を判断して、投写した映像の色に応じて表示できる。
電源を入れてからランプが点灯するまでの時間は5秒。電源を消す際には、電源コードを抜くだけでいい。設置したプロジェクタの上下の傾きを検知し、映像の台形のゆがみを自動補正する機能も持つ。
上位機種のX3240Nは、USBメモリを本体に差し込むと、JPG画像や動画(MPEG-1、MPEG-2)を直接投写できる。有線/無線LANにも対応しており、1台のPCで最大4台のプロジェクタに別の資料を投写する「マルチスクリーン機能」も搭載している。大人数での打ち合わせや講演会などに活用できる。
最大表示解像度は1024×768ドット(XGA)。入力端子はミニD-Sub(15ピン)×2。投写距離はX3240Nが89〜1094センチ、X3130が89〜1093センチ。投写画面のサイズは30〜300型。
リコーは、プロジェクタの基幹部品(光学ユニット)をメーカーに提供しており、プロジェクタの仕入れ販売も手掛けている。2010年3月にプロジェクタ事業への参入を表明しており、「新興国市場などでも伸びしろがある」(リコー)と見ている。2015年度に海外を含め、1500億円の売り上げを目指す。
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