エコーキャンセラー搭載――ヤマハ、ポケットサイズのWeb会議用マイクスピーカー:仕事耕具
ヤマハは、Web会議用のマイクスピーカーの新製品を1月より順次発売する。新たに1人用モデルと1人〜4人用の2モデルを用意した。
ヤマハは、Web会議用のマイクスピーカー「Projectphone」シリーズの新製品として2モデルを発表。1月上旬に1〜4人用の「PJP-20UR」を、1月下旬に1人用の「PJP-10UR」を発売する。価格はPJP-20URが5万2500円、PJP-10URが3万1500円。
Projectphoneシリーズは、自機のスピーカーから再生した音声を認識、除去し、エコーが発生しない高性能のエコーキャンセラーを搭載した会議用マイクスピーカー。マイクをオンにしてエコーを除去するタイプのエコーキャンセラーを採用し、「マイクは常に周囲の音を収音し、スムースな双方向の同時会話が可能」という。またノイズリダクションを搭載し、プロジェクターやエアコンといった機材のノイズも除去し、通話先には声だけをクリアに伝える。「長時間使っても疲れない、ナチュラル感、明瞭(めいりょう)感」(ヤマハ)をコンセプトとしているという。
PJP-20URの収音範囲は最大3メートルで、通話音声は300Hz〜2万Hzの広帯域に対応。マイクは3個用意し、マイクゾーンの切り替え機能で収音方向を可変できる。スピーカーは1個で、再生方式はモノラル。サイズは160×149×33ミリ(幅×奥行き×高さ)、重量は290グラム。
PJP-10URの通話音声帯域は300Hz〜7000Hzで、収音範囲は1メートル。正面方向に4個配置したマイクで音を加算し、単一のマイクに比べより鮮明に収音するという。スピーカーは2個用意し、再生方式はモノラル。49×38×121ミリ、210グラムと小型、軽量で「外出、出張先にも持ち運びできる」(ヤマハ)。
両モデルともに、ソフトウェアやドライバをインストールする必要なく、PCにUSBで接続するだけで利用できる。USBバスパワー駆動で、ACアダプターも不要だ。インタフェースはUSB2.0で、対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7、Mac OS 10.5。
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