HPの複合機が「AirPrint」に対応 iPhone/iPadから印刷可能に
日本ヒューレット・パッカードは、米Appleが無償配布を開始したiOS 4.2の無線印刷機能「AirPrint」に対応する複合機を発表した。既に4機種からAirPrintが活用できる。2010年12月下旬には対応機種を合計8つに増やす計画だ。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月2日、iPhoneやiPadから紙を印刷できる「AirPrint」機能に対応したインクジェット複合機を発表した。機器に割り当てられたメールアドレスにデータを送信してプリントできる「メールdeプリント(ePrint)」機能を搭載する8機種で、AirPrintが順次使えるようになる。
AirPrintは、Wi-Fi経由でネットワーク上のプリンタを自動検出し、ファイルを印刷するiOSの機能。米Appleが無償配布を開始したiOS 4.2をインストールしたiPhone 4/3GS、iPad、iPod touch(第3世代以降)からメールや写真、Webページをプリントできる。専用のドライバやソフトウェアをインストールする必要はない。
2010年7月28日以降に発表したインクジェットプリンタで、AirPrintに対応しているのは、個人向け複合機「HP ENVY 100」「HP Photosmart Premuim C310c」「HP Photosmart Plus B210a」「HP Photosmart Wireless B110a」の4モデル。なおHP Photosmart Wireless B110aでAirPrintを使うには、ファームウェアを最新にアップデートする必要がある。
2010年12月下旬以降に対応するのは、ビジネス向け複合機「HP Officejet Pro 8500A Plus」「HP Officejet 6500A Plus」「HP Officejet 6500A」「HP Officejet 7500A」の4種類。同時期に提供するファームウェアに更新することで、AirPrintが使えるようになる。
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