成功したければ、退屈を受け入れよう:3分LifeHacking(2/2 ページ)
目標を定めても、成功するめどがつかない場合、また長期間にわたって取り組まなければならない場合、モチベーションが徐々に下がってくるかもしれません。しかし、それは諦める理由にならないというのです。
このような、仕事がうまくいかないときも仕事をできるかどうかが、違いを生むのです。
大切なのは結果ではなくプロセス
私たちは、目標に到達することは、すなわち結果を得ることだと思いがちです。そして、成功とは、ある結果を得られたかどうかで測るものだと考えます。
こんな例が挙げられます。
- 健康を結果で測る例→「体重があと8キロ減ったら、理想の体形になる」
- 起業の成功を結果で考える例→「ニューヨークタイムズに自分たちの会社の記事が載ったら、出だしはOKだ」
- アートを結果で考える例→「自分の作品が大きなギャラリーで展示できたら、今後必要な信用を得られる」
成功をある1つの結果で測る方法はたくさんあります。ですが、常に安定して結果を出している人を見ると、成功とは単に1度の出来事や結果ではないと分かるでしょう。成功とは、そのプロセスでどれだけ労力を注ぐか、なのです。成功者はある1つの結果だけを求めるだけではなく、日々の仕事に熱心に取り組むのです。
さらに、興味深いのはその過程に注力していれば、結局求めていた結果も享受できるという点でしょう。
一流の作家になりたいと思うなら、ベストセラーの作品を生み出すこともすばらしいことですが、その結果を得られる唯一の方法は、書くというプロセスに楽しみながら没頭することです。
世界に自分の会社を広く告知したいと思うなら、Forbes誌で取り上げられるのもよいですが、そのためにできる唯一のことはマーケティングのプロセスを楽しむことです。
これまでの人生で最高の体形になりたいと思うなら、8キロ痩せることも必要かもしれませんが、そのためには日々、健康的な食生活を送り、運動をすることを楽しまなければなりません。
何かの分野で突出したいと思うなら、その活動に取り組むこと自体を楽しまなければなりません。ただ、到達したい結果がいつか得られることを夢見るのではなく、その分野の仕事で名前を知られるようにするためのプロセスに没頭して取り組まなければなりません。
簡単に言えば、退屈を喜んで受け入れましょう。同じ作業の繰り返しと実践に、熱心に取り組みましょう。そして、そのプロセスを楽しめれば、結果は自然についてくるはずです。
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