モバイルPOS「スマレジ」に月額無料プラン登場
「スマレジ2」にバージョンアップ。クレジットカード決済手数料が3.24%になったほか、初期費用と月額費用が無料のフリーミアム化で導入拡大を目指す。
モバイルPOSの「スマレジ」が、「スマレジ2」にバージョンアップした。主な変更点は、操作性を重視した新ユーザーインタフェースの採用、クレジットカード決済への対応強化、そして初期費用と月額利用料を0円にした「スタンダード」プランの設定だ。
新ユーザーインタフェースでは、見やすさ、分かりやすさを重視。400種以上という多機能さゆえに複雑になりがちだった各種機能を、ピクトグラム(絵文字)の配置で直感的に操作できるように整理した。iPad版を利用するユーザーが圧倒的に多いがiPhone版でも同様の使い勝手を実現する。
クレジットカード決済の強化では、ゼウス社が提供する「スマレジ・ペイメント」の決済手数料を3.24%を値下げ(対応カードはVisaとMasterCard)。また、新たに楽天スマートペイ(対応カードはVisa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club、Discover)との連携も可能になった。楽天銀行の口座を使えば、決済翌日に入金される。こちらも決済手数料は3.24%だ。
新プラン「スタンダード」は、初期費用と月額利用料が0円のプランだ。1店舗(1台のみ)の導入で、商品管理は1000件まで。レジ販売、レシート印刷、売上分析などのPOSレジとしての基本機能を備えている。なお、従来の「基本料金4000円」は廃止し、店舗規模や利用する機能に応じた5タイプの料金プランを設定した。
2011年9月に登場したスマレジは、2014年7月1日時点で970店舗に導入されている。スタンダードプランによるフリーミアム化などをてこに2014年内に1万アカウントを目指す。
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