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スキャナーの第3勢力「オーバーヘッド型」3機種を徹底比較――画質比較編Biz.Hacks(3/5 ページ)

オーバーヘッド型スキャナ3機種を徹底比較する短期連載。最終回は、A4ビジネス書類、名刺、写真、見開きの本といった原稿の種類ごとに、仕上がりの画質を比較する。

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写真(印画紙):iPhoneのカメラを使うSnapLiteがベスト

 「デスクショット」は、元の画像に比べてコントラストが極端で、雲や木々の細かなディテールがほとんど潰れるか飛んでしまう。さらに色味もほぼなくなってモノトーン調になるなど、元の写真とは似ても似つかぬ画像になってしまっている。表面が反射する印画紙との相性もよくないようで、画像左端の細かなパターンは、写真表面についた微細なキズを拾ったものだ。

デスクショット
デスクショット

 「SnapLite」は、細かなディテールもしっかりと拾っているほか、コントラストも適切。木々の起伏や雲の階調もきちんと再現されており、そのクオリティは後述の「ScanSnap SV600」をも上回っている。階調の滑らかさはドキュメントスキャナよりもむしろフラットベッドスキャナの特性に近く、写真をカジュアルにスキャンするには適した製品だと言えるだろう。

SnapLite
SnapLite

 「ScanSnap SV600」は、木々の起伏や雲の階調はなんとか維持しているが、シャープネスが強すぎるのか、中央奥の建築物がベタ塗りをしたかのようにディテールが潰れてしまっており、もとの写真と比較すると実写とアニメーションほどの違いがある。今回テストしている中で唯一、本製品が苦手にするタイプの書類だ。

SV600
SV600

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