請求書の作成から郵送までを手早く完了させる「MFクラウド請求書」:仕事で使えるWebサービス
クラウド会計ソフトなどを提供するマネーフォワードが、クラウド請求書サービスを正式リリースした。請求書以外にも見積書、納品書、領収書も作成できる。
ビジネスを行う上で、見積書や請求書といった書類はなかなかなくならないもの。しかし、いつまでもExcelで作ったテンプレートにデータを入力し、印刷し、封筒に入れて郵便局に持っていく、あるいはFAXする……といった作業を続けるのも効率的ではない。処理すべき枚数が増えれば増えるほど、その作業にかける時間は見過ごせないものになる。
この数年、請求書などの帳票の作成から送付までをインターネット上で完結させるクラウドサービスが次々と生まれている。27日に正式版をスタートしたマネーフォワードの「MFクラウド請求書」もその1つだ。同サービスでは、見積書、納品書、請求書、領収書といった帳票が作成でき、印刷や発送業務を1クリックで終わらせられる。郵送代行費用は、1通当たり170〜190円(利用プランによって変動)。
また、請求業務の中には、毎月、同じ金額を請求する繰り返し業務も多い。「毎月自動作成機能」を利用すれば、スケジュール機能により請求書が自動作成されるので発行漏れも防げる。さらに「MFクラウド会計」「MFクラウド確定申告」といった会計ソフトと連携させることで、請求金額の入金管理ができる。今後、入金消し込みや決済、売り上げリポートなどの機能を追加していくという。
月額利用料金は、取引先登録数に応じて5種類を用意。取引先15件まで対応する「Starter」プランは月額500円で、郵送費用は1通190円(毎月3通まで無料)。取引先50件までの「Basic」プランは月額4980円で、郵送費用は1通180円(毎月15通まで無料)。登録先150件までの「Pro」プランは月額9980円で、郵送費用は1通170円(毎月30通まで無料)となっている。
このほか、取引先3件までで郵送に対応しない「Free」プラン(月額無料)や、取引先150件以上の企業向けの「上位プラン」(利用料金は応相談)も用意する。
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