Windows Mobile プラットフォームとは何か:Windows Mobile ビジネス活用講座――第2回(4/4 ページ)
かつてのPDAに比べ、W-ZERO3がノートPCに近い使い勝手を実現しているのは、Pocket PCから徐々に機能追加されてきたWindows Mobile と、高性能なインテル PXA270 プロセッサーを搭載したおかげといえる。ここでは、Windows Mobile プラットフォームについて解説する。
PXAシリーズの今後
インテルは昨年8月に、次世代のIntel XScaleプロセッサとして「Monahans」(モナハンズ)の概要を公開した(3月9日の記事参照)。これによれば、より高いCPUクロックと、Wireless MMX2、Wireless SpeedStep2などを搭載することにより、同じビデオデータを再生したときの消費電力はPXA270シリーズの半分程度、MP3音声の再生時は、PXA270の倍以上のバッテリー寿命が実現できるという。
デジタルカメラやビデオカメラなどで撮影した動画や静止画、音声データなどを仕事で扱う機会も増えてきている。また、PCに比べて小さな画面を持つPDAやスマートフォンでは、画像データを縮小してWebページを表示するなど、ユーザーからは見えないところでもメディアデータ処理が行われる。Intel XScaleシリーズは、消費電力を減らしつつ、性能を向上させる方向に進んでおり、今後もこの傾向は維持されるだろう。
セミナー開催のお知らせ
ITmedia ビジネスモバイルでは、Windows Mobile の企業導入を考える読者を対象に、6月9日に東京国際フォーラムでセミナーを開催する。当日はモバイルコンピューティングについてのセミナーを行う他、W-ZERO3を企業導入する際に利用できる各種ソリューションなどの紹介を予定している。
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提供:インテル株式会社、株式会社ウィルコム、マイクロソフト株式会社
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年6月30日
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