KDDI,FTTHの体験スペースを公開KDDIは,自社ビル内に設置した「FTTHプレゼンテーションルーム」を公開した。FTTHトライアルに使われる機器とアプリケーションを写真を中心に紹介しよう。
KDDIは2月26日,自社ビル内に設置した「FTTHプレゼンテーションルーム」を報道関係者に公開した。今年3月に開始するFTTHトライアル(試験サービス)に先立ち,サービスで提供されるアプリケーションを実体験できるスペースだ。
プレゼンテーションルームは約70平米の1LDK。リビングルームには,36型の大画面TVと日立製作所製のセットトップボックスが置かれ,ソファでくつろぎながらWebやオリジナルコンテンツを視聴できる。光ファイバーは,メディアコンバータ経由でルータに接続。さらに,Bluetoothのアクセスポイントを介して東芝のIT冷蔵庫やWebパッド(ホーム端末)に繋がる。
2月5日に発表された東芝のネット家電シリーズ「FEMINITY」は,Bluetoothを使ってレシピやソフトウェアをダウンロードし,機能をアップできるのが特徴。今回のトライアルでも30台が貸し出される冷蔵庫「GR-4631」にはさらに,ホーム端末と連携して冷蔵庫内の食材やドアの開閉状況などをチェックする機能もある。これを,auの携帯電話でも可能にした点がポイントだ。
KDDIは,ezwebにFTTHサービス専用のポータルサイトを用意した。ユーザーは,ホーム端末やPCで“買い物リスト”をメモしておき,外出先で参照できるほか,冷蔵庫に食材を出し入れする際に賞味期限や個数を登録しておけば,外出先で買い置きの有無を確認することもできるという。
このほか,東芝は,6月以降にBluetooth通信機能を持つドア・窓開閉センサーや照明スイッチを発売する計画だ。ホーム端末から自宅のセキュリティを監視できるようになるだろう。
コンテンツは地域密着志向でFTTHサービスに提供するコンテンツは,VoDによる動画配信やビデオコンタクト(多地点TV会議),IP電話,動画付きカラオケなど。とくに,地域密着型の「生活NAVI」サービスがユニークだ。
同社のFTTHトライアルは,3月から半年間の予定で行われる。東京都新宿区と文京区の一部地域を対象としており,既に両地区合計450世帯がモニター登録済みだ。
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