Broadband Weekly Top 10(3月24日〜30日)
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【国内記事】 | 2002年4月1日更新 |
5位: 有線ブロード,同軸ケーブルを使った最大30MbpsのIP接続サービスを検討中
6位: バンダイ,インターネットで遠隔操作できるカメラロボット
7位: イッツコム,4月より下り30Mbpsの「かっとびワイド」を提供へ。エリアは町田市,横浜市青葉区・緑区の各一部
8位: BB Phoneモニター,「念には念をいれて……」5万人を追加募集
9位: NTT西,Bフレッツマンションタイプの提供条件を変更。プラン1の申込み取りまとめが不要に
10位: 「Broad Band Academy」って何するところ?
イッツ・コミュニケーションズがDOCSIS仕様を使って提供する新サービス「かっとびワイド」。いよいよ本日(4月1日)から受付が開始された。理論値の下り最大30Mbpsとは少し差があるものの,下り10Mbps/上り4Mbps程度のスピードが出るという。また,同社としては初となるグローバルIPアドレス(動的割り当て)の付与も特長だ。
イッツコムは,東急ケーブルの時代から「帯域制限」をかけないことで人気があったが,一方でスピードについては実情からかけ離れた表記をすることでも知られていた。先週のWeekly Top10でも少し触れているが,実際は理論上でも最大8Mbpsまでしか出ないモデムを使っていながら,制御用に使われる約6Mbpsの帯域を含める形で「14.3Mbps」とカタログ表記していた。
期待が高ければ高いほど,現実とのギャップがユーザーを刺激する。一時期,ユーザーが急増してかなり遅くなってしまったことがあり,関連の掲示板はいずれも「ぜんぜんかっとばねぇ」と苦情の嵐に見舞われた。その後,HFC化の進展や上位ISP接続の強化などが行われ,状況は改善されているが,いちユーザーとして釈然としない思いが残ったのを覚えている。
そんなイッツコムも,最近は積極的に情報を公開するようになった。かっとびワイドの情報ページにも,しっかり「検証時は下り10Mbps,上り4Mbps」だったと書かれている。また,上位ISP(IIJ)との接続は,1Gbpsに拡張したという。これは,従来の4倍にあたる容量だ。情報公開は,ユーザーの信頼を獲得する早道。素直に評価したい。
個人的なスピードテストによると(最大8Mbpsの通常コース)今は,午前1時を過ぎれば2〜3Mbpsがコンスタントに出る(それより早い時間に帰宅できないので分からない……)。ADSLは,1.5Mbps程度で頭打ちだから,渋る大家を説得してまでケーブルTVを入れた意味はあったと思う。「コルポ・グロッソ」も見られるし(コルポ・グロッソ:イタリア製の大人向けクイズ番組。内容は推して知るべし)。
ところで,かっとびワイドには大きな欠点がある。つまり,私の自宅がエリアから大きく外れているのだ。早くエリア全域で提供してほしいと切に願うものである。
などと書いていたら,光収容マンションに泣くナローなN編集長に「贅沢だ」と怒られてしまった……。
関連リンク
かっとびワイド
[芹澤隆徳,ITmedia]
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