ニュース 2002年9月25日 00:25 AM 更新

NTT-ME、IP電話戦略にテコ入れ 値下げも?

IP電話事業で、現状に満足していないようすのNTT-ME。25日開催の「Business Strategy 2002」会場では、「新たな施策を打ち出し、巻き返しを図る」との声が聞かれた

 NTT-MEが、IP電話事業で戦略の練り直しを進めている。同社は昨年9月から、コンシューマー、小規模事業者向けとして国内どこでも10円/90秒のIP電話サービス「WAKWAKコール・ゴーゴー」を提供している。ただし、獲得ユーザー数では「BB Phone」にリードを許す状況。25日に開催された「Business Strategy 2002」では、同社ブースの説明員が、新たな施策を展開し、巻き返しを図ると話した。


会場ではUSBフォンとWebカメラ、テレビ電話ソフトウェアを組み合わせて、実際の使用環境を再現していた

 NTT-MEはこれまで、通常の卓上電話端末にVoIPターミナルアダプタを接続するかたちでWAKWAKコール・ゴーゴーを提供してきた(記事参照)。しかしこの秋から、NECカスタマックスと提携して“USBフォン+PCにインストールしたソフトウェア”というかたちのサービスも提供開始する(記事参照)。これによりインタフェースを簡素化し、NECの持つユーザーベースとWAKWAKの会員に対する販売の促進するのが狙い。なお、バックボーンのインフラ、通話品質などは、従来のサービスと変わりない。

 「USBフォンタイプのサービスは、10月上旬にモニターを募集し、11月から有料化する。モニターは基本料無料で、通話料だけでサービスを利用できるようになる見込み」(説明員)。詳細は、近く発表されるという。

 また9月27日から、総務省がIP電話で「050」番号の取得申請を受け付けるにあたり(記事参照)、事業者番号を申請する。

 これによってユーザーは、IP電話で着信できるようになるほか、料金面でもメリットが生じる。WAKWAKコール・ゴーゴーの10円/90秒という料金体系は、IP電話からの発信時にのみ適用されていた。しかし050番号を取得すれば、一般電話〜公衆回線(PSTN)〜IP網〜IP電話、というかたちで着信が可能になる。このため、IP電話で着信した際、発信側(一般電話)にも同様の料金体系を適用できることになるのだ。

 詳細は検討中とされたが、11円/90秒なり、12円/90秒といった料金で、一般電話からIP電話にかけることができるようになるとのことだった。

 「技術的には、(同社がWAKWAKコール・ゴーゴークライアントに割り当てている)『8000』番号を『050』番号に変換する仕組みさえ用意すれば実現する。課金システム変更などに時間をとられたとしても、11月にはサービス提供できるだろう」(説明員)。


これがデスクトップに表示されるソフトウェア。PSTNを経由した、一般電話との通話にも対応しているのがポイントだ。通話相手を自動で判断して、一般電話の場合“画像”部分の表示が消える

 ブースにいた説明員の口ぶりからは、同様のIP電話サービスである「BB Phone」を意識する様子もうかがえた。同サービスが発表された当初は、関係者から「あれほど安価な料金で、事業性があるのか」と軽視する声も聞かれたが、8月末時点で41万人(記事参照)のユーザーを抱えるサービスに成長した今では、気になる存在のようだ。

 「通話料を比較されると、営業的に不利。基本料の値下げも含めて、検討しているところだ」(説明員)。

 コンシューマー市場をにらみ、IP電話事業で巻き返しを図るNTT-ME。同社は心機一転、「WAKWAKコール・ゴーゴー」というサービス名称自体、変更を検討しているという。

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[杉浦正武, ITmedia]

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