リビング＋：Weekly Top10

2003/07/14 22:36:00 更新

Living Plus Weekly Top10（7月6日〜7月12日）
新サービス開始も分かる？　測定サイトの“役得”

測定サイトには、望むと望まざるに関わらず、多くの情報が集まるもの。ある事業者は、「未発表の高速サービスも、実験をやっているのが筒抜けになる」と笑う。

Living Plus Weekly Top10 7月6日〜7月12日
1位	あなたは大丈夫？　スピード測定の常識
2位	通信の速い都道府県は？　〜USENの測定データベース
3位	地方にブロードバンドを呼ぶ方法
4位	t.A.T.uのプロモをネット視聴してみました
5位	Bluetooth 1.2で何が変わる？
6位	Webアクセス速度とスループットの違い　〜インターコム
7位	日本発の新アーキテクチャ「IP-Processor」は壊れないコンピュータを目指す
8位	アッカ、「26Mbpsサービス」の概要を明らかに、11日より受け付け開始
9位	Yahoo! BB、282万回線に　〜単月で14万回線増
10位	RBB TODAYの持つ、独自の測定手法とは

　先週のランキングは、特集「スピード測定狂時代」の記事が1、2位を占めた。以前のランキングでも触れたが、スピード測定に対するユーザーの強い興味は、不変のようだ。

　ところでこの種の測定サイトには、望むと望まざるに関わらず、多くの情報が集まるもの。これは、既に記事で紹介した通りだ。ある事業者は、「未発表の高速サービスも、実験をやっているのが筒抜けになる」と笑う。

　その事業者では、ユーザーのIPアドレスからドメインを逆引きし、加入事業者を割り出している。ところが、最大8Mbpsのサービスしか提供していない事業者のドメインを持つユーザーが、なぜか“11Mbps”といった高速スループットをたたき出していることがある。

　こうした時、サイト運営側としては「事業者側で、何か新しい高速サービスの実験をしているのではないか」と推測がつくという。「実は、過去に某事業者が愛知県で秘密の実験をしていた時も、そのデータはとれていた」（笑）。ほかにも、ISPの設備増強なども顕著に数字に表れるという。

　現在、各事業者は24Mbpsを上回る新サービスを開発中のようす。50Mbps ADSLの進捗状況も、スピード測定サイトのランキングをじっとながめていると、案外分かったりするのかもしれない。

[杉浦正武，ITmedia]

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