|
― | 2002年6月末 | 9月末 | 12月末 | 2003年3月末 | 6月末 |
BB会員 | 27万 | 32万 | 37万 | 42万 | 46万 |
同社の山本泉二社長は、この数字に「当初は、もう少し伸ばしたいと考えてきたが……」と、不満げな表情。もともと同社は、ブロードバンド会員の獲得をめざして積極的に費用を投じる計画だった(記事参照)。実際に赤字覚悟のコストをかけておきながら、むしろ伸びが鈍っているようでは、厳しい決算内容といえる。
山本社長は、ブロードバンド会員が伸びない理由を「他社がもっと(会員獲得費用として)お金を出しているということ」と分析する。「4万人増は確かに少ないが、使わなければ、もっと減っていただろう」。このあたりは、さじ加減が難しいとした。
今後、同社はブロードバンド会員を増やすために、さまざまな施策を展開する考え。従来からの路線である「光ファイバー重視」の姿勢を継続するとともに(記事参照)、大学生協、am/pm、ソニープラザといった、リアル店舗での入会経路を強化するという。
また、コンテンツの充実も課題となる。具体策として挙げられたのは、360度マルチアングルカメラがウリのブロードバンドシアター(関連記事その1、その2)、無料のブロードバンド放送であるSo-net TV(記事参照)、それに新サービス「Wonder Juke」などだ。
Wonder Jukeとは、オンデマンド形式で楽曲ファイルをストリーミング配信するサービス。ビットレートは、128Kbpsとなる。「楽曲はダウンロードできず、データが手元に残らない。しかし曲名のリストは(ローカル環境に)あるため、、自分なりのプレイリストを作成できる」(山本氏)。1曲の価格などは、未定だという。
同サービスは、7月にβテストを開始し、9月末まで無料トライアルを行った上で、10月に有料サービスにつなげる予定。曲は「原盤権を持つところと、交渉を行っている段階」だが、14ジャンル、1万曲以上を用意するつもりだという。
山本氏は、こうした事業が早く成長して“収穫”の時期に移行できることを望むと話す。現状、業界内での競争が激化していると指摘しつつ、「いまは耐えて、体力を蓄える時期」と位置付けた。
関連記事[杉浦正武,ITmedia]
最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!