リビング+:ニュース 2003/10/08 23:00:00 更新

CEATEC JAPAN 2003
“802.11aではない”5GHz帯無線システム 〜ビクター

日本ビクターのブースでは、独自の5GHz帯無線伝送システムを参考出品していた。MPEG-2のHD信号伝送を前提として、規格設計された独自プロトコルを採用している。

 ホームAVネットワークで1つのポイントとなるのが、HDクオリティの高画質な映像データを、どう無線で伝送するかだ。単純にIEEE 802.11aで送受信してもいいのだが、CEATEC JAPAN 2003会場では、“一工夫”が提案されている。

 日本ビクターのブースでは、独自の5GHz帯無線伝送システムを参考出品していた。「MPEG-2のHD信号伝送を前提として、規格設計された独自プロトコル」(日本ビクター)を採用しており、QoS面で優れるという。

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会場では、2つの製品間で実際に無線通信を行っていた

 データ転送レートは、約40Mbps。802.11aの54Mbpsよりも劣るが、それでもMPEG-2 HD信号を扱うのに必要な通信速度が約22Mbpsであることを考えると、余裕があるという。

 説明員は、本システムでは「もともと、PCに接続することはあまり考えていない」と話す。あくまで、ホームAVネットワーク専用の無線方式との位置付けのようだ。「IEE 802.11aを利用したい場合は、デュアルで使い分けるようなことも考えられる」(説明員)。

 もっとも、シャープのように素直にIEEE 802.11aを採用する企業もある。

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2台並んだ無線ユニットは、開発中のもの。「トランプのカードケースの大きさまで小さくしたい」(説明員)

 ただしこちらは、QoS機能を付加する規格であるIEEE 802.11e(記事参照)を採用している。また、IEEE 802.11iに対応しており、TKIPやAESといったより高度なセキュリティ機能も備える。

 日本ビクターの説明員は、独自規格を採用することが、相互接続性を考えた上でデメリットになる点を認める。今後、802.11eの標準化動向を見極めながら、さまざまな可能性を探るとした。

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関連リンク
▼特集:CEATEC JAPAN 2003

[杉浦正武,ITmedia]



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