カシオのBluetooth対応「お天気情報お知らせクロック」が切り開く、クロック製品の未来(2/2 ページ)

» 2016年12月01日 10時00分 公開
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スマホ側からきめ細かな表示設定が可能

 同製品の外観は、横長の液晶ディスプレイをホワイトのボディーに収めた、極めてシンプルかつ高い質感を感じるデザインに仕上がっている。北村氏は「家庭のリビングルームや、テレビ台の上など、どんなインテリアにも溶け込めるようなデザインを目指した」と語る。

どんなインテリアにも溶け込むデザイン

 液晶の左半分には一般的な置き時計と同じく、時刻や曜日などがデジタル表示され、そして右半分に天気予報が表示される。天気予報は、一日の天気を3時間おきに最大15時間分表示できるほか、時間別ではなく日別に6日間まで表示させることもできる。また異なる地域の天気予報を4地点分表示できるようにもなっている。

 「例えば通勤先や通学先、よく訪れる場所、実家や別れて暮らす家族が住む土地などを登録しておけば、それらの地域の天気予報を家族がそれぞれ出掛ける前に確認できます。また、『朝は忙しくて時計を見る手間も惜しい』というニーズに応えるために、音声で天気予報をお知らせする機能も備えています。家族がそれぞれ毎朝出掛ける時刻に、自宅に設定した地域の天気予報を音声でお知らせするようあらかじめ設定しておけば、天気予報の確認漏れも防げます」

温度センサーや湿度センサーが計測した結果がグラフ形式で参照できる

 これらの天気情報は先に紹介したように、iPhoneの専用アプリから時計にBluetooth経由で転送したものだが、逆に時計からiPhoneアプリに情報を転送して、アプリ側で参照することもできる。具体的には、時計が備える温度センサーおよび湿度センサーが計測した結果をiPhoneアプリに転送し、アプリの画面上でグラフ形式で参照できる。

 「自宅でペットや植物を飼っている家庭では、留守にしている間の温度や湿度の変動はやはり気になると思いますが、この機能を使えばそれが一目瞭然で把握できるようになります。また夜寝ている間の温度・湿度の変化も確認できますから、家族の健康管理に役立てることもできます」

 ちなみに、こうした多機能デジタルデバイスの欠点の1つに、設定操作が複雑になりがちな点がある。設定を変更するたびに、取り扱い説明書とにらめっこしながら操作ボタンをこねくり回さなくてはならない。しかしこの製品では、本体の設定はスマホアプリで全て行える。iPhoneアプリの操作にある程度慣れていれば、誰でも簡単にお目当ての設定項目を探し当てて設定値を変更できるため、製品固有の煩雑な設定操作を覚える必要は一切ない(ただし、万が一iPhoneアプリが使えなくなった場合に備えて、設定用ボタンも本体に備わっている)。

 時刻設定も、iPhoneとBluetooth接続されている間はiPhoneの時刻と自動的に同期されるほか、接続されていない間は電波時計として自身で正しい時刻をセットするため、常に正確な時刻を刻むようになっている。さらには、iPhoneのGPS情報を利用して自宅のロケーションを天気予報地点に反映できるなど、スマホと連携することで得られるメリットが随所で生かされている。

クロック製品のさらなる可能性

「お天気情報お知らせクロックDWS-200J」を開発した商品企画部の北村晃氏

 同製品は一見しただけでは「天気予報を表示する」という機能を従来のクロック製品に付加しただけに見えるかもしれない。しかしその成り立ちや機能の詳細を知るにつれ、クロック製品の将来に極めて大きな可能性をもたらすものであることが分かる。

 北村氏は、スマホと連動することでクロック製品は今後、多様な情報を家族間で共有するためのインタフェースとして、そしてスマホにさまざまな情報をフィードバックするセンサー機器として進化を遂げていくと予想する。

 「これまでクロック製品はそれ単体で機能が閉じていましたが、スマホと連動することで表示できる情報の幅が飛躍的に広がりました。今回の製品開発で得た知見を生かして、どんな情報をクロック製品に表示すればユーザーの方々の役に立つのか検討を重ね、その結果をぜひ今後の製品開発に生かしていきたいですね」

 このようにカシオでは、引き続きクロック製品の開発に力を入れていくとしている。スマホの普及で一時は「時計はいらなくなるのでは?」と囁(ささや)かれた時期もあったが、実際にはカシオのクロック製品はこれまでと変わらず、手堅く売れ続けているという。

 「クロック製品はこれから急速に売り上げを伸ばしていくジャンルではないかもしれませんが、人々の生活になくてはならないものですから、今後も着実に売れ続けていくでしょう。確かに、一時はスマホを目覚まし代わりに使う方が増えて、目覚まし時計の売り上げが落ちたこともありましたが、それでも相変わらず売れ続けています。壁時計などは他のものではなかなか換えがききませんから、これからも必要とされ続けるでしょう。そうしたお客さまのニーズにこれからも応えていくために、より価値の高い製品作りを追い求めていきたいと考えています」

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提供:カシオ計算機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2016年12月31日

CASIO WATCH SQUARE

お天気情報お知らせクロックDWS-200J