旅行好きの人にはなかなか厳しい情勢が続く昨今だが、せめて準備はきっちりとしておきたい、移動の制限が緩和されたらすぐにでも旅立ちたい、そんな気持ちが高まっているあなたにおすすめなのが「JALカード」だ。
JALカードは飛行機の利用でフライトマイルがたまるだけでなく、普段のショッピングでも旅行に行けるほどのマイルがたまっていく。もちろん、他のクレジットカードでも、ためたポイントをマイルに交換できるが、何よりJALカードは換算レートが各段に高いため、きたる旅行に備えてマイルをためておきたい人には注目のクレジットカードなのだ。
JALカードにはさまざまな種類がある。今回は、あなたにふさわしいカードの選び方からそれぞれのカードが持つ強みまで、分かりやすく紹介していこう。
まず、どのJALカードを選ぶべきなのか。ここでは、想定する飛行機利用回数でグレードを分け、それぞれのスペックをまとめた表を見ながら違いを見ていこう。
なんといってもこのカードの強みは年会費が安いこと(初年度無料/2年目以降は2200円※/税込み)。ただ、搭乗の際のボーナスマイルなどは上位カードより低くなる。とはいえ、普段あまり飛行機を使わないならそのデメリットは小さいともいえる。普通カードといっても、旅行傷害保険は国内外問わず最高1000万円が自動的に付帯される。
飛行機にはあまり乗らないけど、旅行に備えてマイルをためておきたい……そんな人にぴったりなのが後述する「JALカードショッピングマイル・プレミアム」のオプション。飛ばずにためる「陸マイラー」におすすめだ。
「CLUB-Aカード」は、搭乗ごとのボーナスマイルがフライトマイルの25%プラスと、普通カードより加算率が15%もアップする。これは「CLUB-Aゴールドカード」と同じ水準だ。また、空港免税店での割引が普通カードの倍に当たる10%に、旅行傷害保険も最高5000万円にアップグレードする。年に数回程度はJALグループ便を利用するなら、効率よくマイルがたまるこちらがおすすめだ。
今回取り上げた3つのカードの中では最もグレードの高い「CLUB-Aゴールドカード」は、普段からJALグループ便を利用する人にぴったりのカードだ。年会費は1万7600円(税込み)だが、空港の提携カード会社ラウンジサービスをいつでも無料で利用できるほか、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に自動入会(年会費無料)となり、還元率は下位グレードの倍に相当する100円=1マイルにアップする。旅行に限らず、仕事の出張などで飛行機に乗る機会が多い人はこちらを選びたい。このほかにも、JALカード最高位ステイタスの「プラチナ」もある。
JALカードには、いろいろな提携ブランドがある。券面にミッキーがデザインされディズニー好きにはうれしいJAL・JCBカード(ディズニー・デザイン)や、他の券種よりも高い年会費を払うことで最高位のサービスが受けられるJALアメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ、JALダイナースカードなどさまざまな種類を選べる。今回はSuicaやPASMOなどの交通系機能が使えるカードを見てみよう。この中で、あなたにあったものを探してほしい。
JALカードSuicaは、クレジットカードにSuicaの機能が付いたJALカード。通常の支払いはマイルがたまるが、JR東日本での利用ではJRE POINTがたまるのが特徴だ。例えば、Suicaへのオートチャージでは、1000円ごとにJRE POINTが15ポイントたまる。もちろん、モバイルSuicaにも対応している。
たまったJRE POINTはJALのマイルに交換(1500ポイントで1000マイル)することができるので、JR東日本をよく利用する人はJALカードSuicaがおすすめだ。
SuicaだけでなくPASMOもJALカードと組み合わせることができる。小田急線を利用している方なら、JALカード OPクレジットがぴったりだ。こちらはPASMOのオートチャージ設定をすると100円で1マイルがたまる。
また、小田急百貨店などの小田急ポイントサービス加盟店で利用すると、マイルとは別に小田急ポイントも付与されるので、マイルとの二重取りがうれしい。小田急ポイントをマイルに交換すると2000ポイントで1000マイル。小田急沿線でPASMOをよく利用するなら、JALカード OPクレジットがおすすめだ。
JALカード TOKYU POINT ClubQは、PASMOへオートチャージでき、JMB WAONにもチャージできる唯一のJALカードだ。JALカード TOKYU POINT ClubQでPASMOへオートチャージをするとTOKYU POINTがたまる。また、東急百貨店などのTOKYU POINT加盟店で支払うと、マイルと別にTOKYU POINTも付与される。たまったTOKYU POINTをマイルに交換すると、2000ポイントが1000マイルになる。
むしろこのカードの最大の魅力は、イオン系列での買い物やファミリーマート、マクドナルド、吉野家などを利用する際に、JMB WAONで支払うとマイルの二重取りができる点。JALカードからJMB WAONへのチャージで、100円=1マイルがたまり、チャージしたWAONの利用で200円=1マイルがたまる。つまり、JALマイル還元率は1.5%になる。ふだんPASMOはあまり使わないという方にも、JALカード TOKYU POINT ClubQは検討する価値があるだろう。
ところで、普通カード、CLUB-Aカードを選んだ方には、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」(年会費3300円/税込み)への入会をおすすめしたい。
通常の還元率は200円=1マイルだが、JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会することで2倍の100円=1マイル、さらに下記のJALカード特約店で買い物をする場合は100円=2マイルと4倍になる。
旅行に備えて普段のショッピングでもマイルをためておきたいと考える人には外すことのできないオプションだ。なお、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」は、本会員が入会すれば家族会員も自動的に2倍のマイルがたまるようになるためおトクだ。
上で3種類のカードを紹介したが、全てのJALカードに共通したサービスとして、JALカード特約店がある。特約店で買い物すると、通常の2倍、100円=2マイル(JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会の場合。未入会の場合は、200円=2マイル)が自動的にたまるのだ。
特約店は、ENEOS、イオン、大丸・松坂屋、ファミリーマート、マツモトキヨシ、ノジマ、スターバックス(オンライン入金)、紀伊國屋書店、ディノスなど、日常のくらしを幅広くカバーしている。トヨタレンタカーやタイムズカーレンタルなど旅先で利用できる特約店も豊富だ。
“陸マイラー”にはJALカードショッピングマイル・プレミアムがおすすめだが、一方でJALグループの飛行機をよく利用している方は「JALカード ツアープレミアム」(年間登録手数料2200円/税込み)も検討したい。
JALのフライトマイルは、搭乗路線の距離で計算する区間マイルと支払った運賃によって算出されているが、JALカード ツアープレミアムに入会すると、JAL国際線のエコノミークラス割引運賃で通常50%〜70%である区間マイルが100%に。また、JALグループ国内線で「先得割引」や「パッケージツアー」などの割引運賃を利用した場合でも、区間マイルが普通運賃と同じ100%として計算されるようになる。
年に1回でも国際線を利用する人や、年に数回国内線を利用しているなら、入っておいて損はないオプションだ。
最後に、若い方々にぜひ知っておいてほしい2種類のJALカードを紹介する。初めてJALカードに入会するという方にもぴったりの「JAL CLUB EST」と「JALカード navi」だ。
20歳以上、30歳未満のビジネスパーソンにおすすめなのが、「JAL CLUB EST(エスト)」。JAL CLUB ESTは、あらかじめ上記のJALカードから自分に合ったものを選んだ上で、プラスCLUB EST年会費を支払うことで独自のサービスが受けられる。当然、その年会費以上に価値のあるサービスが受けられる。「JAL CLUB EST」で受けられるサービスには以下のようなものがある。
このように、JALカードの上級会員しか受けられないようなサービスを利用できるのがポイントだ。JAL CLUB ESTの年会費は、普通カード/CLUB-Aカードで+5500円(税込み)、CLUB-Aゴールド/プラチナで+2200円(税込み)だが、すぐに元はとれるはずだ。
あなたが学生なら、学生専用カード「JALカード navi」に注目したい。こちらは18歳から30歳まで入会できる。JALカード naviの特典は以下。
学生にここまで魅力的な特典がそろっているなら、JALカード naviに入会しないという手はなさそうだ。
以上、ここまで見てきたように、JALカードは年会費をはるかに上回るメリットがある魅力的なカードだ。旅に出たいと思っているあなたは、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
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提供:株式会社JALカード
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年3月5日