PCを社外に持ち出せない……テレワークの不安を解消する強固な情報漏えい対策とは?

» 2021年03月09日 10時00分 公開
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 新型コロナウイルスの影響により、テレワークが“当たり前の働き方”として定着する一方、生産性の低下を理由にテレワークの継続を断念する、あるいはセキュリティ上の懸念からテレワークに踏み出せないでいる企業も少なくない。ITmedia ビジネスオンラインで行ったアンケート調査では、リモートワークを継続的に実施している企業と、そうでない企業とでは、その課題感に大きな差があることが分かった。

 リモートワークを継続的に実施している企業が新たに導入・刷新を行ったツールは「ビデオ会議システム」や「リモートアクセスサービス」に次いで「ノートPC/モバイル/タブレット端末」が上位に入っている。同様にリモートワーク未実施の企業も今後導入を予定・検討しているツールとして「ノートPC/モバイル/タブレット端末」をトップに挙げている。リモートワークのために、まずはデバイスの導入を考える、というのは共通のようだ。

リモートワーク実施企業が導入・刷新を行ったツール
リモートワーク未実施企業が導入を予定・検討しているツール

 一方、リモートワークを継続的に実施している企業が、そのために注力したこととして、「社内でのコミュニケーションの改善」「リモートアクセス環境の整備」「紙ベースの業務の廃止/削減」「勤怠などの労務管理の見直し」に続き「PCの社外持ち出し」(32%)を挙げたのに対し、未実施の企業では「PCを社外に持ち出せない」(11%)ことは大きな課題として認識されていない。つまり、リモートワークのためにPCを刷新し、継続的にテレワークをする段階になってはじめて、PCの持ち出しリスクに関する課題が顕在化していることが分かる。

リモートワーク実施企業が「リモートワークを継続/実施するにあたって注力したこと」
リモートワーク未実施企業が「リモートワークを継続/実施しにくい要因」

 昨今の情勢から「ノートPC/モバイル/タブレット端末」の刷新を検討する企業は多いが、テレワークを継続する上で重要なポイントになっているPCの社外持ち出しに伴うセキュリティ課題をどう解決すればよいのか。テレワークに適した法人向けモバイルPC/タブレットと、豊富なセキュリティソリューションを提供する富士通でPCセキュリティの商談支援を担当する仲尾麻紀子氏に話を聞いた。

(※)引用:ITmedia ビジネスオンライン読者調査「働き方(リモートワーク)」。調査は2020年12月〜21年1月に実施。ITmedia ビジネスオンラインの誌面やメールマガジンなどで告知し、Webアンケート形式で回答を募った。有効回答件数は317件

テレワークを阻む「セキュリティ」の壁

 多くの企業がテレワークに踏み切るなか、法人向けノートPCブランド「LIFEBOOK」シリーズを展開する富士通にも、在宅勤務やリモートワークのためのPCを求める問い合わせが急増しているという。特に2020年4月以降は「LIFEBOOK U」シリーズのような、持ち運びに適したモバイルPCの引き合いが強いそうだ。その一方で、PCを社外に持ち出して使うことが前提となるため、セキュリティ面の懸念から導入に踏み切れない企業も多いという。

 例えば、入退出がきちんと管理されたオフィスで働いていれば、PCの紛失や盗難は起きづらく、またそのPCの使用者は一目瞭然だ。一方、PCが社外に持ち出されると、移動中の電車でかばんごと網棚に忘れてしまったり、カフェで盗難にあったりする危険がある。また、シェアードオフィスなど不特定多数の人が出入りする場所では、背後から画面をのぞき込んで情報を盗まれる可能性もあり得る。加えてPCを使っている人が本当の持ち主かどうか周囲の人では判断がつかないため、不正利用に気付くのが難しいという問題もあるだろう。在宅勤務なら危険はない、という見方もあるが、企業によってはたとえ家族であっても見られてはならない情報を扱うことは珍しくない。

 とはいえ、厳しい運用ルールや複雑な技術で強固なセキュリティを確保すると、従業員にとっては生産性の低下を招くことにもなりかねない。仲尾氏は「テレワークのセキュリティは、業務効率を下げることなく、安心して業務を遂行できることが重要です」と指摘する。

オンラインで取材に答える富士通 国内ビジネス推進統括部 クライアント商品企画部アシスタントマネージャーの仲尾麻紀子氏

安全なテレワークを実現するポイントは?

 一口にテレワークといっても、その全てが在宅勤務を指すわけではない。自宅で仕事がしづらい人がサテライトオフィスを利用したり、ホテルが提供するリモートワークプランを利用したりする人もいるだろう。また、場所に縛られない自由なワークスタイルは、コロナ禍が収束した後も、いわば“当たり前の働き方”として定着していくはずだ。

 仲尾氏は「今後クラウドの利用が拡大することで、ネットワークセキュリティの重要性も高まりますが、それ以上に、社外に持ち出されるPCのセキュリティをどう確保していくかが課題になります」と語る。特にPCの紛失や盗難は、自社の問題にとどまらず、取引先にも影響が及ぶ。社会的な信用を失うリスクにどう対応するかは、個人情報などを扱う業種に限らず、全ての企業が取り組むべき問題だ。

 それでは具体的にどのような対策が必要なのだろうか。まず、社外に持ち出されたPCの第三者による不正利用に対しては、手のひら静脈認証や指紋認証、顔認証といった生体認証が有効だという。

 「生体認証は本人だけが持っている情報で認証しますので、それ自体が強固なセキュリティではありますが、セキュリティ対策で最も重要なのはユーザーが使いやすいかという点と、いかにその運用を徹底できるかという点です。例えば、パスワードによる本人認証は、『大文字と小文字、数字、記号を混ぜた12桁で』という、ユーザーに負担を強いるルールになりがちで、かえってパスワードのメモや使い回しなどによって、セキュリティを低下させる結果になりかねません。以前からLIFEBOOKでは、手のひら静脈認証や指紋認証、顔認証などを提供してきましたが、これは生産性を下げずにセキュリティを確保したいというニーズに応えたものです」(仲尾氏)

 一方、PCの紛失や盗難による情報漏えい対策としては、データの暗号化や遠隔からのデータ保護(またはデータの削除)がポイントになるという。「LIFEBOOKには、暗号化機能付きのフラッシュディスクが標準搭載されていますし、LTEモデルでは遠隔から即座にデータ消去を実施したり、スマホでPCをロックしたりすることが可能な『CLEARSURE(クリアシュア)』というソリューションを提供しています」(仲尾氏)

PCの紛失・盗難対策は必須

 こうしたさまざまなセキュリティ機能により、仮にテレワーク下でPCの紛失・盗難が起きた際でも、暗号化機能でディスクから直接データを抜き出されるリスクを抑え、生体認証で不正ログインを防ぎ、さらにPCのデータ自体を消去することで情報流出の可能性を排除するわけだ。

 なお、CLEARSUREでは、リモート指示を実施した時点のPCの位置情報を地図アプリなどで表示したり、最後にPCが起動された時刻を遠隔から把握できたりと、PCのロック/データ消去以外のさまざまな機能を備えている。これらの機能により、PCを捜索する際の手掛かりにしたり、情報漏えいの発生有無の判断材料にしたりすることが可能となる。また、PCをかばんごと盗まれるケースを想定して、PCの電源が入っていない状態でも遠隔操作できるのが最大の特長だ。リモートデータ消去を提供するサービスの多くは、PCがシャットダウンした状態では機能しないが、富士通の独自技術によりこれを実現したという。ハードウェアとしてのPCと、セキュリティソリューションの両方を自社で提供する富士通の強みといえるだろう。

「CLEARSURE」の仕組み

 その高い技術力に裏打ちされた富士通のPCセキュリティは、膨大な個人情報を扱う金融機関や生命保険会社など、非常に高いセキュリティが求められる業種でも活用されている。生命保険会社の事例では、生体認証とCLEARSUREを導入した端末が10万台以上使われているという。また、ある百貨店では、富士通の法人向けタブレット端末「ARROWS Tab」とCLEARSUREを導入して顧客向けサービスを電子化。入力作業や管理作業の負荷を大幅に軽減したという。このほか、地方自治体での導入も進んでいるそうだ。

ニューノーマル時代に生産性とセキュリティを両立する「CLEARSURE」

 コロナ禍によって急速に広まったテレワークの流れは今後ますます加速していくだろう。そして企業にとっては、従業員がいつでもどこでも生産性高く働ける環境を用意することが重要な課題の1つになる。

 「富士通はニューノーマルにおける新たな働き方『Work Life Shift』の1つとしてテレワーク勤務を基本としています。私自身もテレワーク勤務をしていますが、セキュリティと生産性の両立を考えると(PCの)モビリティも重要なポイントであると感じています。LIFEBOOK U9311/Fは、厚さ約15.5mm、重量約738g(※)という圧倒的な軽さを実現しており、ここまで紹介したCLEARSUREをはじめとする強固なセキュリティソリューションだけでなく、端末自体の魅力にも自信があります。まさにこれからの時代にうってつけのモデルでしょう。安心感と使いやすさ、これがPCとセキュリティをワンストップで提供している富士通の強みです。テレワークに向けてPCの導入を検討している方は、ぜひ一度、LIFEBOOK U9シリーズを手に取ってみてほしいと思います」(仲尾氏)

(※)標準バッテリー搭載時。平均値のため、各製品で質量が異なる場合があります。


ニューノーマル時代のモバイルPC「FUJITSU Notebook LIFEBOOK U9311/F」

LIFEBOOK U9311/F

場所や時間にとらわれない働き方にフィットする富士通のLIFEBOOK U9シリーズ。テレワーク環境下では、利用するノートPCの軽さと使いやすさはもちろん、セキュリティにもこだわりたい。LIFEBOOK U9311/Fは、片手で軽々持てる約738g(※)の圧倒的な軽さとエンドポイントセキュリティ対策が魅力のモバイルPC。パスワードの使い回しや忘却、なりすましによる情報漏えい対策として、手のひらをかざすだけで本人認証できる富士通独自の手のひら静脈認証が搭載可能(カスタムメイド)。またウイルス感染やマルウェア攻撃に対し、自動で検知し、自己修復する機能が標準で搭載されており、多様化する利用シーンでも安心して利用できるさまざまなセキュリティ対策を備えている。さらに安心の堅牢設計、充実のインタフェース、長時間駆動が可能なバッテリー、こだわり設計キーボードを搭載するなど使いやすさも徹底的にこだわっており、まさにニューノーマル時代のビジネスユースにぴったりなモデルといえる。

(※)標準モデルの場合。平均値のため、各製品で重量が異なる場合があります。

インテル® Core™ i5 vPro®プロセッサー搭載

FUJITSU Notebook LIFEBOOK U9311/Fの詳細については、こちらをご覧ください。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年3月24日